イタリアではイラク派遣軍の大量儀性に続いて、米国企業に雇われた武装民間人4人が拘束され内1人が遺体で発見された。
しかし、イラク派兵に積極的に応じて来たベルルスコーニ政権に対し、国民の68%がイラク派遣軍の即時撤退を求めているという。
かつて「オリーブの木」ブロディ左翼政権が存在していた国といえ、この日本との国民の認識の差はなんなのだろうか。
しかもベルルスコーニはいわずと知れた新聞王、基本的にはマスメディアを握っている筈なのになぜこうも違うのだ。
儀性者から見れば「イラク憎し」の声が大きい筈なのに国民は極めて冷静である、そういえば日本の3人がまだ不明だった頃、テレビのアンケートに出たイタリア女性もイタリア軍の撤退を訴えていた。
訳知り風の人たちはドイツやフランスと日本の対応をよく比較したがる、そして国民性の違いだと納得してしまう。
しかしこれはやはり、私たち闘うべき陣営のひ弱さ、闘いの幅の狭さが原因ではなかろうか。
確かに3.20世界統一行動日、ローマでは200万人のデモが報道されていた、私たちの東京6万人とは段違いである。
私たちは5人が解放されたと言って矛を収めるのではなく、自衛隊の即時撤退を求め、有事完成法案、北朝鮮侵略法案などの阻止のためイタリアの人々を見習い、もっともっと奮戦するべきなのだ。
そしてその鍵は日本共産党が握っている、「オリーブの木」という素晴らしい見本を、見てみないフリをしているのはおかしい。
確かイタリアではブロディのEU委員長からの復帰が噂されている、オリーブの木の復活もありそうだ。
不破や志位さんには、そんな「器量」を期待するのは無理なのか?
お隣の韓国でも少数与党のうり党が大勝利し、民主労働党も北朝鮮よりとのバッシングを受けながら10議席を獲得した。
情勢は変化している、日本共産党はジリ・貧消滅を待つとでも言うのか?