早速の呼びかけ、お問い合わせありがとうございます。
さて貴方の「イラク戦争を内乱に転化せよ!」は、現在かつてのベトナム人民の民族
解放闘争以上の闘いを展開している、イラクの人々に対する内乱・民族解放闘争への
心からの支援の表明として受け取っておきます。
私としては、それこそ現在のイラク情勢が更らなる展開をみせ、サマーワの自衛隊が
全滅する等壊滅的打撃を受け、それにも関わらず小泉が更に自衛隊を増派して、文字
通りのイラク侵略戦争にのめりこむ段階なら、日本労働者人民へ、またこのさざ波通
信の皆様にも「イラク侵略戦争を内乱へ!」と怯むことなく、訴え掛けたいと思って
います。
しかしまあ、私のこの体たらくな”オルグ状況”ではそれをやってもまだドンキホー
テ的な物にしかならないなとは自覚させていただいております。
さて私の確かに舌足らずな投稿に3点に渡りご指定とご質問を頂きましたが、とりあ
えずご回答させていただきます。
まあご返事を頂いて即のものとなりますので多少、いい加減であることはお許し下さ
い。
まず第一点ですが、私はやはりマルクスやエンゲルス、そしてレーニンは天国で歯ぎ
しりしながら、後に続く筈だった自称マルクス主義者、革命家達の不甲斐なさ、だら
しなさを嘆き悲しみ、時には地団太踏んで悔しがっているのではないかと思っていま
す。
北野さまのように、もし既に革命的な前衛党が組織され権力を持つた事があったとす
るならば、今私たちがすむ世界は全く違った物になっている筈です。
マルクスやレーニンが渇望していた生産力の向上は予想を上回るほどに発展し、電力
も一部残っていると言え、ほぼ全地球的に供給される様になった。
しかし、率直に今の世界を見渡せば、巨大な帝国主義諸国は相変わらず生き残り、軍
事的にほぼ世界を支配している。
しかも闘いに決起すべき帝国主義本国の労働者階級の大半がが闘うことを忘れ、逆に
イラクやアラブ、韓国など被抑圧諸国の労働者・人民の懸命に闘いに依拠している。
一方、共産主義革命の根源である「世界革命」は達成どころか試みられた事もなく放
置され、似非というしかないカツコつき「社会主義国」がスターリン主義的歪みのま
ま、ほんの一部に辛うじて生き残っているに過ぎない、これが現状ではないでしょう
か?
私たちの革命党や前衛党は、様々ら試みられたと言えど、まだ建設もされていない、
建設途上にあると言うのが客観的真実だと思います。
日本共産党が革命党であり前衛党であるなら(もうとっくに放棄してしまいましたが
ー)こんなさざ波通信などで嘆く事もないのですからー。
だから私たちはそれに向って、それこそ職場で労働運動に取り組み、3.20のよう
な大衆運動や、各地区での様々な住民運動、市民運動にも参加し、人々に幅広く呼び
かけ連帯できることは連帯し共に闘えるものは闘い抜きて、日々活動しているのでは
ないでしょうか?
質と量は「鶏と玉子の関係」ではなく相互に関連していますが、やはり幅広い「人」
というフイールドがなければ「質」の獲得は出来ないと思っています。
正直言って、私のような何にも出来ない人間が何万人いても前進はありません。「人
民の海」にこそとんでもないような「ヒドラ」が宿り、大きな可能性が待ちうけてお
り、そこに新しい力や未来や夢が隠されているのだと思います。
素地がないところに拘って、余り質、質ばかり言うと、それこそ独善に陥ったり、大
衆蔑視、若きマルクスが考え抜いた人間存在を否定するような思想や組織、党派になっ
てしまうと思います。
せいぜいかつてのブランキのような(多少評価は変わってきたと言われていますが)
そして一部ブンドの諸君のような「少数者革命」などの幻想に陥ってしまうのではな
いでしょうか?
地道に「質」を作り、発掘し組織化することと、大衆運動は重ね合ったものだと思い
ます。
その意味で私は3.20大結集の提起に応えたいと思ったのです。
正直、東京や関東の人なら日比谷でも芝公園でも時間があればいけます。
しかし地方からとなると金も時間も身体も相当な負担となります。
参加するだけでもそれなりの決意と勇気、そして金が時間が要るのです、ある人にとっ
て日比谷に行く事は大飛躍が要求されているのです、それだけでも大変な事なのです。
私はそうやって大きな集会やデモに参加した後、驚く程強くなり、大きく逞しくなっ
た人を何人も見て来ました、それは明らかに力なのです、それ以外ではありません。
第二と第三は今まで述べた事に入っていますので、改めてのご返事は省略します。
私は今はともかく、広がりを求め人に出会い、繋がり、協力と連帯を作っていく事が
必要だと本当に感じています。
お含みおきください、ではまたお願いします。