沖縄社会大衆党は、4/8午前、野党統一候補に向けた共産党への協力を求めることを断念しました。
琉球新報によると、(4/8) 「共産党中央に面会を申し入れても門前払いだ。なすすべが断たれた」と社大党の島袋宗康委員長は述べました。また、市田忠義共産党書記局長との面談を6日に申し入れたところ、秘書が「結論は出た」として取りつがなかったといいます。
同日の沖縄タイムスによりますと、革新共闘をリードした前那覇市長の親泊晴前氏が4日に共産県委幹部と会談をしましたが、共産側は「当選後は無所属」を主張して協力を拒否した模様。
共産党県委の伊佐真市委員長代理は「当選後の所属会派問題で無所属を貫くべきだ、という提案を拒否し、民主党との協力協議を先行させた社大党は、革新陣営から外れた。状況変化がない限り、交渉の意味はなく、互いにそれぞれの選挙を戦うしかない」と語りました。
いったい、共産がこだわる「革新」とはいったい何なのでしょうか?
憲法9条を守ることよりも大切な、「革新の旗」とは?
社大党との話し合いを拒否し、一方的に門前払いにする党本部の傲慢さは、どこから来るのですか?
頑なな共産党の態度こそが、県民・国民から嫌われ、第三極の形成どころか二大政党制を後押しする結果につながっているのではないですか?
一連の動きを見てきて、あきらめに襲われそうになりますが、それこそ公権力の思うツボ。踏ん張らなくては…と思うのですが、つらいですね。
共産党が誠意を見せずに、共闘協議をかき乱したことで、沖縄県民の受ける無力感は相当なものでしょう。結局は自公の組織票に、民意は歪められていくのでしょうね。米軍が相当な犯罪を犯しても、県民大会すら開けない事態にこれからはなるのでしょうね。
米軍基地問題では、普天間基地の代替施設として検討が進んでいる、名護市の辺野古沖でのボーリング調査の実施に稲嶺知事が同意したと、本日、報じられました。反対派や自然保護団体は、実質的な着工ととらえています。
沖縄にとって正念場を迎える事案はたくさんあります。
そのような状況の中、5月には、県議選が告示されます。前回の共産は社大との推薦関係もあり、6議席を得ましたが、今回は単独。全体として、反保守派は議席減の可能性大です。こんな大事な時に、県民不在の共産の孤高路線の決定。
県議、参院とも保守派・本土のネオコンが台頭する下地を作ってしまった共産党の行いに、悶絶する思いです。