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ゆでがえる、蒸し焼き前に帰っておいで!!(間に合うか?)

2004/4/8 長壁 満子、40代、金融

 朝日4/8夕刊一面によると、
 陸自宿泊地狙い、砲弾
 イラクサマワ数百メートル先に3発
 迫撃砲か隊員一時避難
 なんでも、イラク南部サマワで活動している陸上自衛隊の宿営地近くに、迫撃砲によるとみられる砲弾が3発撃たれたという。
 3面にはさらに、
 反米の矛先陸自へ スンニ過激派か 占領へ強まる反発
 とある。
 朝日はこの期に及んでも、人道復興支援にいった自衛隊が米軍の強行な治安維持の巻き添えを食わねばよいが・・と寝言をいっている。前々日の記事の書き方もそうであった。
 できることなら、アルカイダなど外部の「テロ集団」の仕業としたい、あるいはそうした集団に影響されたフセイン残党、スンニ過激派の凶行としたいのがみえみえ。最後は、温厚といわれたシーア派までが立ち上がった民衆蜂起・デモ隊に発砲する米軍の凶行に、ちょっと、やりすぎか?と、不安になるといった程度のばかがえる。
 米軍の凶行・蛮行が見えず、見ようとせず、人殺し兵器をごまんと携え、米軍下、イラク入りした自衛隊が殺戮軍とみられていることにも頓着せず、米兵600人だかに比して、何万という民衆が殺されいるイラクに、黄色いハンカチに見送られて占領軍となった自衛隊である。
 バグダッド西方フャルージャのモスクへの空爆は40人死亡、AP通信によると、抵抗拠点を狙い、「モスクの中にいる人間を狙った」と語り、ファルージは、6、7日の二日でイラク人死者は100人を超えた。
 ところが、同日、朝日夕刊によれば、上記の内容が、捏造される。
 「モスク空爆遺体確認できず」と見出しで、遺体の隠蔽工作開始。米海兵隊の広報室のいうがまま、「モスク内にいた民兵らは、レーザー誘導爆弾の着弾まえに非難した可能性がある」という。それがどうしたというのか。イラク人を殺し、信心深いイラク民衆を殺す目的で空からミサイルをぶち込んだのは事実ではないか。
 そもそも、狂人の操るハイテク殺戮兵器を前に、モスクに集まったイラク民衆(因みにサドル師が指揮する「マフディ軍団」は」昨年7月に誕生)が、忍術もどきの技をそなえているのだろうか。
 すさまじい各地での銃撃戦、デモ隊への発砲、モスク攻撃前の生々しいヤリトリ、「ファルージャ」虐殺を意図する米軍はサドル師率いるマフディ軍団の壊滅を明言しているではないか。モスクのみでなく、占領軍への抵抗闘争で、全土に飛び火した激突あるいは一方的虐殺を狙う米英軍によって、い荒く民衆はすでにここ数日で、二桁の犠牲が出ているのである。
 朝日新聞は、本当に、いつになったら、目がさめるのか。ゆでがえる協定でも、結んでいるとでもいうのだろうか。
 今のところ、身びいきでなく、赤旗がもっとも、ましである。国連国連と子供じみたセリフは相変わらずであるが、「テロはよくない」と逃げ道を隠さないが、度し難い商業紙に比べれば、もっとも、ましである。少なくとも、フセイン引き倒しの捏造写真も、フセイン「捕獲」時のヤラセ写真も、そうした意味では載せなかった「しんぶん赤旗」である。