来る7月の参議院議員選挙で、貴重な民主的統一候補の議席(島袋さん)につき、残念な事態が続いています。たれりん様(4.8)で詳細が報じられています。たれりん様は、悲観的のようです。私も、厳しい分裂選挙になるのでは、と懸念します。しかし、イラクでの自衛隊宿営地(サマワ)に砲弾が打ち込まれ、また正体不明の武装勢力に民間日本人が拘束され人質「三日以内の自衛隊撤退、さもなくば殺す」という卑劣極まりないできごとが進行している今、分裂選挙で自衛隊派遣派が漁夫の利を得ないような判断を、沖縄の人々は下しうると思います。民主党幹事長は、「撤退反対」を言い出し、社民党、社会大衆党、共産党は撤退の立場です。あきらめるのは、厳しい道ですがですが、まだ早いのではないでしょうか。
ここは「政党の組み合わせ」でなく、民意で政党を動かす努力をぎりぎりまで尽くす運動が求められています。人々の運動が特定政党の宣伝にすりかえられた時、その運動自体変質します。しかし、この数日の事態の推移は、政党のほうが現実生活より遅れているという感があります。
末筆ながら、共産党の赤嶺議員(同党沖縄県委員長)が衆議院での小泉首相との質疑で、「外国軍隊の撤退は問題でない」と繰り返し強調したことが、実は今回の事態につながっているのでは、と心配します。