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木村晋介氏への共産党批判を考える

2004/05/01 桜坂智史 50代

 木村晋介氏に対する日本共産党の批判を、尾張はじめさんの 投稿で知りました。基本的な枠組みは、尾張さんと私も同意見 です。それを前提にして言います。
 しかし「平和基本法」構想は、以前に岩波書店雑誌『世界』 でも掲載されていましたが、これには反対です。
 憲法と日米安保法制ーガイドラインとの矛盾は、広がるばか り。現実には自衛隊と憲法理念との矛盾はそうとうなものです。
 そこから「平和基本法」構想が出てくるわけですが、現実に あわせて民衆の側が現実の右傾化に合わせるべきなのでしょう か。
 支配層は巧妙で狡猾です。君が代、日の丸にしても、共産党 が法的根拠を取り上げた瞬間に野中弘務氏の瞬間芸の巧みさに してやられました。
 「平和基本法」が現実的に軍縮を推進する効果が見込まれた なら、共産党の批判もなかったでしょう。

 ただ、木村晋介氏を悪罵する共産党の姿勢はまったく別です。 そのような批判のしかたは共産党支持層をますますじり貧に下 げていくことでしょう。