天邪鬼さま、ご本業の筆ははお早いのでしょうか?
いつも「画伯」としての素晴らしい絵画を見せていただいて、感心しています。
私は4年前、大病を患い、2ヶ月ほど入院しました。
公立の大きな病院だったのですがその設備の保全状況の悪さ、そして院内感染なんのその的な環境の悪さが我慢ならず、院長に抗議しましたが聞き入れられず、仕方なくほぼ単独で行政に対して改善要請を行い、完全とはいえないまでもそれなりに環境の改善を実施させた事があります。
その時、改善資料として近隣の大手病院を訪れ、バリアフリーや環境面その他比較資料を作成しました。
資料を作成しながら、思ったのは同じ公立病院、同程度の規模の病院で、同じ医療費を負担しながらも、相当の格差があることを感じました。
今回先の検査で、ポリープがある事が確認されたので、早速短期間入院し、内視鏡によるポリープ切除を行なってもらいました。
4年前と同じ病院だったのですが、環境は院長の交代や医療制度見直しもあり相当に改善されているのですが、いかに中高年の患者が多いといえ、院内は余りにも殺風景なのです。
患者にとって身体の心配と共にやはり、それなりにゆとりというか、心の安らぎが必要だと思うのですが、行政の冷たさというのでしょうか、この病院では4年間にたった数枚の絵画が外来に飾られただけで、全くと言っていい程患者のゆとり面での改善はされなかったのです。
ある地方文教都市の市立病院では、外来待合はもとより、通路や階段にも大型の絵画が飾られ、休憩室には花が咲き乱れ、絵が於かれているのと比べたらそれこそ雲泥の差なのです。
共産党系の医療労働組合が強い病院でもそれらには関心がないのか、この傾向は同じ様にと思います。
インフオードコンセントなど言いながら、殆どの病院で患者の心対策は余りにも貧弱なのです。
ここまで書けばとっくにお察しと思うのですが、もし天邪鬼さんの筆が早ければ、また在庫などあれば、是非殺風景な病院に天邪鬼さんの暖かい志をお届け願えればと思う次第です。
”武器を花に”ではありませんが、”病院に絵を”はダメでしょうか?
儲けにもならない負担ばかりお願いする話しなのですが、是非御検討願います。
またもしこの投稿を見られて「私の掛かりつけの病院ではこうしている」等のお話があれば是非ご紹介下さい、お願いします。
ご存知と思いますが今この国の医療は高齢化社会、少子化が進む環境の中で、病院の株式会社化などとんでもない思い違いが行政の力で進められる一方、大部分の公立病院は大幅な赤字で悩み、患者無視のリストラが改善の最優とされ、そして小児科医の不足、高度医療化の掛け声での貧困層患者の切捨て、高齢者の薬漬け等がより進行しています。
医療環境は年金問題以上に深刻な課題となっています。
誰か専門的にこの問題に取り組まれる方いませんか、一緒に検討して行きましょう。