「労働組合」とは、
「労働者同士が手をつなぎ(協力)、力を合わせて正当な労働生活を守っ ていこう(団結)」
というものなのだと、私は解釈していました。
しかし、奥様のお話を拝読させて頂いたところ、私の解釈は少し違っているようで
す。
それどころか、
「権力あるものに手をひかれ(共謀)、弱きを挫く巨大な壁をつくって おこう(締め出し)」
という印象を受けたのです。
その最中にいらっしゃる奥様の屈辱を思うと、どうにもならない憤りを感じます。 正義の味方はどこにもいないのかと、ガッカリしてしまいます..。
会社の利益を上げる為に、大きく貢献してきた社員を、何故そんなに簡単に切り捨 てる事ができるのか、全く理解に苦しみます。
「社員の雇用すら守れない人間が、社長になれるのか?」
「組合員の働く権利の為に立ち上がれないのなら、労働組合の存在理由なんて無い」
そう、強く感じています。
生きていくために、懸命に様々な手を尽くした奥様が、何故処分を受けなくてはな
らないのでしょうか。
本当に処罰されなくてはならないのは、本来奥様よりも最前線に出て抗議しなけれ
ばならない(「職務怠慢」をどうどうとやっておられる)労働組合と、そんなとんで
もない組合を置いている会社の責任者ですよ。
人員整理だけでは、まだ犠牲を出し足りないのかと言いたい!
天邪鬼様の、奥様に対する思いやりには大変感動させて頂きましたが、勤めら
れている会社、そして労働組合には、とても強い怒りが溢れています。
マスコミにでも公表して、全国民に、やむを得ず職を失った方々に、是非知って頂
きたい..そう思いました。
「生活力」を人質にとられているような、自由の少ない場所で、労働者の唯一の砦 である組合までもが侵されてしまっている...なんとも寂しいものですね...。
「テロには屈しない」
などと言う前に、この国内の不条理をしっかりと認識し、
「世の中の、巨大権力には屈しない」
と、総理に呼びかけてもらいたいものです....。
天邪鬼様。奥様が、晴れ晴れとした気持ちになれるまでは、まだまだ道のりは長く なりそうですが、私は断じて、「長いものに巻かれろ」にはなりたくないと思ってい ます。
いつか、権力者達がそれに気づいてくれる日が来ることを、願ってやみません...。