一般投稿欄

民主集中制が組織を活性化させない。

2004/05/25 閑々４０代会社員

　共産党に２５年ほど前に入党し、７～８年程活動をしたことがあります。決して良い党員とは言えませんでした。
　今の共産党を見ていると、２０年前よりよくなっていない。
　一番変えないといけないことを変えずに、変えなくて良いことを変えいているように思える。
　まず、一番変えなくてはならないのは、在籍していたときも内部（班や支部）では、私なりにかなり主張しましたが、原則と違うと言うことで取り上げられもしなかった。それは、民主集中制の撤廃である。
　理屈としては、わかるが実態が全く伴っていなかった。上意下達の仕組みでしかなかったと感じていた。
　確かに班単位でいろんな議論はする。が、結論は党の方針に従うのである。
　もっと分散した形で、運動、活動を出来るような方向でないと、これからの世の中でのびるわけがないとの主張をかなりしたつもりだったが、原則は原則。議論にならなかったのである。
　これでは話にならないので、２０年近く共産党からは離れているのが今の状況である。
　この点については、このようなｈｐで議論できる場が出来たのは一歩進歩だろう。
　ただ、共産党の人を見ていると気持ち悪いのはみんな同じことを言う傾向がある。一生懸命赤旗を読んで、そのことを広めたいのだろうが、もっと自分の思いを言ったらいいのにと感じてしまう。
　なぜか、民主集中制がおもしろさを無くしているのである。各個人の持つ特徴を無くしているのである。特に選挙においては。
　ただ、選挙に勝つ人は、その枠内でも魅力を持つかなり優秀な人なので勝てているのだと思う。特殊な人にのみ頼っていては長期戦で勝てない。

　次によくなっていない点であるが、憲法改正に対して、もっと意見を言うべきである。
　９条を守れとの平和を主張するのは当然であるが、憲法改正の視点に天皇制について、無くすべきであるという主張をなぜしないのか。
　不平等を前提とする内容であり、憲法の考え方の原則に反する内容である。そのことを共産党が主張しないなんて存在の意味がないではと思ってしまう。
　もっと、党員の意見を聞いて、党員の大半はどう考えているのかを問うてみては如何か。
　私はいま党員ではないので、一般の意見だが、共産党がそれを主張しないのであれば、憲法の改正論議に関して存在の意味は無いに等しいと思う。現実妥協の産物であることはわかるが、かなりの人は天皇制は不要な制度だと考えていると思う。
　９条の改正より天皇制の廃止の方が先だと主張すればいいのである。