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一般投稿欄

大歩危さまって素晴らしい、公務員の鑑ですね。

2004/05/09 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 大歩危さま、私は小泉純一郎が大歩危さまの様な優秀な公務員を抱えている事 に、大いなる敬意を表したいと思います。
 大歩危さまって、おとぼけのハンドル名にも拘らず、深夜、誰も通らない道路でも 赤信号なら絶対渡らない様な順法主義者なのだ、とお見受けします。
 実は私も恥ずかしながら、その傾向があるので、出来れば何時か「みんなで渡れば 怖くない」程度の冒険をやらなくては、と思うのですが、なかなか勇気が湧かず未だ に踏み切れていません。
 長湯に浸かりながら投稿をお読みになると言う、公私とも真面目なお方ですから、 たとえ真夜中、何かの具合で信号灯が壊れてずっと赤であっても、信号が変わるまで お待ちになるような方ではないかと思っています。
 そういう意味ではたとえ「国民保護法」などなくても私たちを安心させてくれる公 僕の方ではないかと考えております。
 是非今後共、このさざ波などの雑音に耳をお貸しになることなく、お勤めに励んで いただくよう、小泉純一郎に成り代わって御礼申し上げます。

 さて先ほども触れましたように今国会では、年金未払い未納事件でより明らかになっ た様に、騙し・ウソ・ペテンの鎧で武装した自民、公明、民主各党の国会議員どもが 憲法など何のその、「年金」の次には「国民保護法」などの有事7法案や、ACSA(日 米物品役務相互提供協定)等3協定条約案を成立させ、この国を文字通り何時でも戦 争の出来る国、戦時下の国家に成れるようにと、虎視眈々狙っていることはご存知と 思います。
 そこで大歩危さまにお聞きしたいのですが、自衛隊のイラク派兵いやイラク派遣は 「人道支援」であり「復興支援」であると断定されておりますので、やはりこの「国 民保護法案」なども字柄からすれば、私たち国民を守ってくれるありがたい法律なの だから、当然賛成されるのでしょうね?
 確か「国民保護法」は有事に際しては、私たちの私有の土地でも建物でも、接収出 来る、また公園や鉄道、病院でも、全てお上の指示に従わなければならず、逆らう者 には厳しい処罰が待っていると言う、恐ろしい住民不在の法律事だと思うのですが、 やはり順法主義者の大歩危さまはこの法案にも賛成されるし、施行についても何の反 対も抵抗も、なさらないのでしょうか?
 一度お考えをお聞きかせ下さい。
 しかし実は大歩危さまの論理は、既に大きく破産していると思っています。
 なにせ、いかに「人道支援」、「復興支援」といえども、この国の基本法である日 本国憲法の第9条のどこにも、自衛隊が武器を持って海外に出かけていいとか、たと え相手がゲリラであれ抵抗勢力であれ「武力による威嚇又は武力の行使は・・永久に 放棄する」云々とあるのですから、大歩危さまにとっての最高責任者である小泉純一 郎といえ、憲法の尊重と擁護の責任から逃れることは出来ないと思っています。
 「人道支援も復興支援も”テロ”も、国際紛争ではない」と仰ると思いますが、し かしイラク戦争は明らかにイラクと米英などの有志同盟との国際紛争なのですから、 そこに武装して介入する事は憲法9条に違反しているのは間違いないと思います。
 明文化されたことについては実に忠実な方とお見受けします、大歩危さまの様なお 人こそ、是非「護憲」の最先頭に立って頑張っていただけると期待しております、こ のところ弱気になっている土井たか子さんを、「護憲」でしっかりサポートして頂け ませんか、よろしくお願い申し上げます。

 さてこの間の天邪鬼さんや長壁さんとのやり取りは、双方とも全くかみ合わず、面 白いと言えば面白いのですが、なかなか大歩危さまの基本的な考え方が浮かび上がっ てはきません。
 劣化ウラン弾は厳密な規定(そんな物ないと思いますがー、辞書に書いている事な ど色々変化していきますしね)では仰るとおり、核兵器ではないかも知れませんがし かし、その放射能で子供や妊婦にそして兵士にも、甚大な被害を与えるのですから (確か湾岸戦争以降、イラクでは160万が被害にあっていると言われていますね、 アメリカ兵も被害に遭っているし)被害の規模で言えば既に広島や長崎を上回ってい る訳ですし、ある意味では核兵器より怖い核物質使用兵器だと思っています。
 そして日本は劣化ウラン弾に転用出来る核廃棄物を大量に抱え込んでいる、世界有 数の国だ、と言う事を忘れてはならないのです。
 日本製の核廃棄物を原料にした劣化ウラン弾が、何処かの国の子供や妊婦の方を苦 しめていいとお思いですか?
 劣化ウラン弾が「普通の兵器」だと切り捨てしまうことは、絶対許されてはならな いのです。
 大歩危さま、確かイラクでは劣化ウラン弾による放射能被害は今後45億年と言う 気の遠くなるような間続く、と聞かれたことありませんか、恐ろしい被害ですよね、 「通常兵器」ではありえないことです。
 私たちにとって問題は劣化ウラン弾が核兵器か否かではなくて、私たちにとっては 核兵器と同じく、絶対使用を許してはならない兵器だと言う事です。
 ともかく本質的論点をそらして論争しても、何にもならないのです。

 そしてもう一点、これも天邪鬼さんとのキャッチボールですが、イラク参戦国の軍 隊の指揮系統の事も、現実を見て頂ければはっきりしています。
 スペイン軍の撤退によって、その影響下にあったホンジュラスやドミニカが雪崩を 打つように撤退を開始したではありませんか。
 サマーワでも仮にオランダ軍が撤退したら、自衛隊はそれに従って撤退するか、逆 に何千人もの大幅増強してオランダ軍を補強する事になるでしょう。
 そしてそのいずれも、アメリカとイギリスの顔色を伺いながら行なう事となります、 大歩危さまの仰る形式などではないのです。
 派遣国の政府に決定権はあるにせよ、今のむ泥沼のイラク戦線では「有志同盟」内 の合意がなければ物事が進む訳がないのです。

 余りあらぬイチャモンはつけない様にしましょう、それがさざ波での最低限のルー ルだと思います。
 何かこのところの大歩危さん、お年に似合わず、妙なこだわりが感じられてならな いのです。
 もう長風呂に浸かるのではなく、世間の声が聞けるインターネットや新聞、雑誌で、 その上っ面ではなく「隠された真実」(なかなか難しい事かも知れませんがー)を見 るようにしませんか?
 案外と見て取れると思いますよ、ではまた建設的な討論を行ないましょう。