6月4日で天安門事件から15年になります。5月29日の朝日新聞によると、中国では反体制派知識人への圧力が強まっているそうです。79年の「民主の壁」運動に参加した楊靖氏が公安当局に連行されたそうです。また、天安門事件で失脚した、趙紫陽元総書記の秘書だった人物も軟禁状態だそうです。
中国政府が、天安門事件の記念日に、また反体制的な動きが起こるのを恐れているのは明らかです。みなさん、あの戦車で人民を弾圧した、天安門事件を忘れてはいませんよね。文化大革命とともに、社会主義中国の大きな歴史的汚点だと思います。
中国共産党が本当にあの事件をきちんと総括し、反省しているなら、あのとき失脚した知識人、学生、党幹部たちを復権させるべきではないでしょうか。過去の歴史の過ちをうやむやにするならば、また同じ過ちをくりかえすのは、歴史の教訓だと思います。日本政府も、過去の侵略戦争をちゃんと反省していないから、自衛隊をイラクに派遣したりしているのです。
日本共産党が中国批判をしないのなら、私たちがかわりに批判してあげようではありませんか! 北朝鮮よりはかなりまし(?)に見える中国ですが、この国で人権と民主主義が守られているとはどうしても思えません。社会主義中国での人権侵害にみんなで抗議しましょう!