私が今井君サイト系で、最近、投稿したものを紹介したいと思います。テーマ も、ここさざ波での論争も、多くを共有していると思います(www.creative.co.jp)
言者名:長壁満子 発言時刻:2004-05-08 22:27:00
コロコロさんへーーおぼれるものにどう・・・
レスという形で何度兆戦してもできないのです。で、これなら、できるかと、試み です。
コロコロさん:一方、人質事件は卑劣な行為で、人質を殺すことは許しがたいと考 えます。さらに、私が今回危惧したのは、一連の人質事件で、世界の世論からイラク 民衆への支持が薄れるのではないか、ということでした。皆が皆、長壁さんのような 強い情熱をもって考え・行動しているわけではないからです。
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コロコロさん、私も、人それぞれの考え、立場はあって当然と思っています。
私は、イラクの地にいくほどの活動はしていませんし、いろいろ言う割には、いま だかつて、拷問の体験もなければ、手足を戦争で奪われた経験もありません。反戦活 動家・ジャミーラ高橋さんのように、劣化ウラン弾に汚染されてもいません。
私の活動は、この日本の地で、日本のマスコミ報道の嘘を見抜き、できる限り、そ のことを多くの人と共有したいと思っていることです。つまり、戦争はアフガン攻撃 からイラク戦争まで、すべて、うそ・プロパガンダで成り立っています。そうした情 報操作に抗うことが、私にできる精一杯の反戦活動です。
地元の市民団体や時に、共産党系の団体のかたもいれて集会をやり、デモをやり、 署名活動をし、できる範囲でほそぼそとやるつもりが、ほとんどのめりこんでいると いう状況です。
とくに、テレビ局や新聞社等に電話してみて感じることは、殺す側と殺される側の 温度差です。この溝=プロパガンダであり、ブッシュの作った戦争の駒「テロリスト」 を、みなさん、驚くほど素直に、信じ込みます。ブッシュの土台ですべてを考えてい るものですから、素朴に考えれば、おかしなことはわかりそうなものですが、日本列 島が一定の空気に染めあげられれば、手も足も出ません。
因みに、9・11が自作自演説であるといわれれば、コロコロさんは、どう、この 戦争を考えるでしょうか。
私が本拠にしているのは、さざ波通信という掲示板です。現役の共産党員が管理し ているものですが、一般からイラク戦争欄まであり、昨年の一月から投稿しています。 そこで、9・11直後から問題にしてきたのが「テロリズム論」と「北朝鮮問題」で す。この、戦争の根源というべき主題が、いつまでたっても、ふるくなりません。
私は戦争は、本質さえみんなが、いえ、半数の人口が会得すれば、解決できると考 えています。たとえば、「テロも戦争もだめ」という、思考があるかぎり、戦争の解 決は遠のきます。
繰り返しますが、この度の戦争はブッシュがテロをイメージし、「反テロ戦争」を 仕掛けたものです。テロリストはブッシュの製作品なのです。
この認識から今の戦争をみていけば、「人質事件は卑劣な行為です」というのがい かに、的外れかわかると思うのです。あるいは、人質を殺すのは・・というのもまた、 こっけいなことです。
何度もいいますが、戦場なのですよ。ファルージャでは1000人の人々が米軍に ころされました。逃げ道を封鎖され、空襲。停戦を呼びかけたほんの一時、サッカー 場には、子どものお墓が並びました。3人が解放された直後、またもや激しい空襲が ありました。
こうしたさなか、人質をとるのが卑劣な行為だなどと、「どこからものを言ってい るのですか」というわたしの気持ちは理解していただけたでしょうか。戦場は殺し、 殺されるところです。なぜ、一方的な攻撃への反撃が、卑劣なのでしょうか。米英軍 がいなければ、人質など起こりようの無いことです。しかも、米軍は「動くものは何 でも殺し」ますが、拘束者は「自衛隊との取引」をしたのです。結果、傷つけもせず、 安全に返してくれたのです。このことの意味は大きいと考えます。
それに、人質事件が頻発するようになったのは、先にパレスチナのハマス幹部、ヤ シン師、ランティシ氏の殺害が引火点だということです。もちろん、今までの度重な る拷問・虐待などにイラク人の誇りが沸点に達していたこともあるともいえます。今、 派手派手しく騒がれている拷問など、昨年から、阿修羅等掲示板では告発されていま した。
ともかく、米国には一片の大義もありません。「フセインは独裁」とかく湾岸戦争 の罪とかいったところで、米国の加担がどれほどものかも検証されねばなりません。
このとてつもない米国主導のプロパガンダ戦争の下、私達は、真実を必死でみなけ れば、欺瞞の海で、迷い子になってしまうのではありませんか。
そして、いつしか、その手が真っ赤な血で汚れてしまうのではないでしょうか。
私は、「人質をとった戦術が素晴らしい」と、ことさら、ほめているのではなく、 一般のイラク人=拘束者であると思っているからです。これは安田純平さんや今井君 によって、実証されてます。また、武器を持ったイタリア人や拷問を繰り返す野蛮人 への正当防衛に、何の躊躇がいるでしょうか。
最後に、今回の人質事件で、世界の世論は、イラク人の「理性と人間性」を理解し、 米英軍の身の毛もよだつ蛮行を理解しました。イラク民衆への支持は、さらに強く、 大きく、なりました。今後の流れは、私達世界の声をどこまで主体的に大きくさせる かでしょう。
こうして、コロコロさんに、訴えることも、私の反戦活動なのです(笑い)。