若い頃の雑感ですが、...。
学生時代には、民青と呼ばれる組織に加入していたり、親しみを持っていた多くの友人がいました。
彼らは、殆ど例外なく人柄が良く、何より純粋で意気に感ずるという感性を持っていたと思います。
東京をはじめ、大阪や京都、神奈川等多くの人口を占める大都会で、革新知事が次々誕生しことがありましたが、これで日本は良くなると思ったことがありました。
特に美濃部都知事が選挙で勝利した時は、「正義は勝った」とさえ思い、当時は東京都民の良識に感謝したい気持ちになったことを鮮明に覚えています。
天邪鬼さまは60歳以上と云うことですから、私より先輩です。
① 論争・議論について
長壁さまのバトンを受け継ついで戴けるとのことですが、甚だ有難迷惑です。
一難去ってまた一難。
まあ、自らまいた種の面もありますから、付き合います。
議論に関して私の言いたいことは、その人がその人なりに考えたことは、仮にその論説が政府の主張に近いものであっても「戦争推進派」の意見だとレッテルを貼って頭から否定するのは良くなく、特に、その人は平和を望んでないかのような言い方は許すことの出来ない悪行です。
その人は、平和を希求することにおいては天邪鬼さまに負けないかもしれません。
まして、戦争勢力と決めつけ、○○はあちら側の人だから...等と人格を否定するような態度は到底許されるものとは思いません。
「一寸の虫にも五分の魂」は互いに言えることです、何度も言いますが、他人の立場や意見を尊重して始めて、議論は成立します。
② イラク戦争観等について
投稿が入れ違いになり一部は既に回答していますが、反米的な考えを持っている点は多少似天邪鬼さまと似ているかもしれません。
但し、私は太平洋戦争の米国も、朝鮮、ベトナム戦争時の米国も、アフガンやイラク戦争における米国も本質的に同じだと思っています。
米国の世界戦略は変わってなく、太平洋戦争においては日本中の主要都市を絨毯爆撃し、焼夷弾で焼き払い、おまけに原爆まで投下して多くの非戦闘員を大量虐殺しました。
時々、当時の従軍米国兵士が日の丸の寄せ書きなどを元の持ち主に返すこと等が美談のように伝えられていますが、戦場における略奪に他ならないと思っています。
そのような、米国の本質は未来においても変わることはないと思っています。
③ イラクに謝れについて
5/8の投稿で天邪鬼さまから「イラク人民に謝れ」と言われました。
大歩危が自衛隊のイラク派遣は人道復興支援のためだと述べたことに関連し、「政府の口実のチンドン屋を引き受けたんですか」...、米国帝国主義の手先となって...、再びアジアに君臨する日本の右翼思想...、日本の労働者階級はまだ屈服していない...、あなた投稿は戦争推進派のプロパガンダではないのか...、長壁さんというか弱い女性にびくびくしている右翼...、多喜二の名を出すことすら汚らわしい...などの言葉が延々と続き、「自衛隊のイラク派兵を支持することは(中略)、イラクを蹂躙することも支持し、大量殺人も支持することが必然的な論理として導かれる」というのが結論のようで、「大量殺人擁護者」としてイラク人民に謝れという論理です。
天邪鬼さまの頭の中では、非の打ち所がない理論整然たる100%正しい展開だと思っていると想像しますが、私にしてみれば論理の飛躍も甚だしくてキョトンとしてしまいます。一種の被害妄想というか熱に魘されているような感じで、少し落ち着いて考えて下さいとお願いしたい。
「自衛隊はイラクの人道復興支援のために派遣されているという政府の主張に添ったことを言った私は、良く考えてみると大量殺人の擁護者でしたので許して下さい、自己批判します」と言えばいいのでしょうか。
「自衛隊はイラクの人道復興支援のために派遣されている」と云ったがために、訳も分からずイラクに向かって強制的に謝されている人が居たとしたら、哀れを誘いますね。
涙無くしては見られない光景です。
④ 天邪鬼さまの本音
上記に関係することですが、何故あれほどの強引な論理を持ってまで、自衛隊を貶めなければならないのか。
天邪鬼さま投稿の言外には、自衛隊が人道復興支援で活躍しイラクの人民から感謝される等、派遣の目的を達成して成果をあげることを何としても阻止したいとの思いが感じられます。
それは、以前も指摘しましたが、日本国民が自衛隊を認知し、その行動力を誇りに思うことになり、さらには朝鮮半島に自衛隊が派遣される足がかりとなるに違いないとの疑心暗鬼に苛まされれる事に繋がると思いますが、違いますか。
私はそのような心配は無用だと思っています。