ジョージさんがどこに、何を仰りたいのか、もうボケが始まっているらしい私にはトンと理解出来ません。
国家と政党は全く違います、憲法と綱領が一致する必要はありません。
考えられない事ですが、仮に共産党中央が心の奥底にプロ・スターリン的な「暴力革命」を考えていたとしても、それを綱領に織り込むことは必要ないし、公表する必要もない、社民党が「社会民主主義革命」を志向していたとしても、それを明文化し公表する必要はありません。
「護憲」なのだからそれを綱領に書け、なんて言われたって政治結社たる政党がそんな事する訳も必要もない。
ましてや、少数政党である共産党や社民党が行なう必要は全くありません。
確かに共産党が今度の「綱領改訂」でより一層、資本主義内の改革、「資本や企業の正しいルールによる改革」をと打ち出したかも知れませんが、これも基本的には絶対権力を持つブルジョワジー、資本家に向って要求しているのであって、それ以外ではありません。もし納得出来ないのならこのサイトではなく、共産党の公式サイトへメールし回答を貰ってください。
また「財産」のことをしきりに心配されていますが、公務員さんってそんなに資本家並みに「私有財産」を蓄積するほど、「私たちの血税」で太っていらっしゃるのでしょうか?
「私有財産」などマルクス的用語をお使いなので、よろしければ「共産党宣言」でも、「ゴータ綱領」でもなんでもいいですからじっくり紐解いて頂いて、本当のところをご理解下さい。
150年も前と言え、マルクスは「生産手段の社会化」は言っていますが、自分自身の再生産すらままならぬ、私たち労働者階級のなけなしの賃金を取り上げていい、などとはどこにも書いてはいません。
当面いや、おそらくずっと実現することはないと思いますが、仮に日本共産党が政権を獲得しても、太っちょ(ママ?)の公務員さんのダイエットには協力するでしょうが、私たち労働者や中小企業をから、搾り取るような圧政は決してしませんし、私達が絶対させませんのでのでご安心下さい。
ともかくジョージさんが何に怯えておられるのか、本当に分らないのです。
どこか右翼的な人から「共産党は貧乏人からも、全部財産を奪い取ってしまうから用心しろ」とかいった洗脳教育を受けられたのでしょうか?
出来れば私も、こんなに惨めたらしく面白くもない毎日から抜け出して、1週間でもいい、豪華絢爛のブルジョワ的生活を味わって見たいと思いますので、その素晴らしい講師の方、是非是非ご紹介願えませんか?
国の基本法である憲法は、そこに属する主権者たる人民の権利を擁護し、国家権力の警察・監獄による公的暴力の濫用に制限を加えるものだと思います。
私たちに労働や生存、自由や教育を受ける権利はあっても、搾取され虐げられる義務などどこにもないのです。
具体的に言えば、小泉純一郎がアメリカや日米同盟(私は文字通りの”強盗同盟”だと思っていますがー)とかの為に自衛隊をイラクに送り込もうとしても、それを制限し禁止しているのが憲法です、それが憲法の本来の姿なのです。
でも現状は圧倒的な力量の違いによって、その憲法が無視され、歪められて彼らの勝手気ままな解釈で、自衛隊が遠くイラクまで送られているのです。
自衛隊は文字面からすれば「自国を衛る部隊」です、アメリカ国防軍も「アメリカと言う国を防衛する軍隊」です。
どちらも本来はイラクに行って侵略戦争する軍隊や部隊ではないのです。
その矛盾が、今回のイラク人虐待問題で、国防軍以外に本来アメリカの州を守るべき「州兵」や、軍隊ではないプロ戦闘員の「民間人」がその暴虐を行なっていることに露わになっているのだと思います。
本来やってはならない事が、圧倒的武力のもとで、「正義」や「自由」「解放」の名前によって展開されている歪みきった世界に、今私たちは存在しているのです。
その意味で私たち「団結」しか力を持たないものにとって、ジョージさんが毛嫌いされる「護憲」は今も必要だし、それなりに「武器」ともなっているのです。
申し訳ないですが、今一度、「日本国憲法」を何度も何度もお読みになり、出来れば「共産党宣言」や「賃労働と資本」、「ゴータ綱領批判」そして「資本論全巻」をじっくり読破いただき、このサイトに再登場頂き、その成果をご披露願えませんか?
いつまででもお待ちしますので、よろしくよろしくお願い申しあげます。