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ガラス張り作戦のススメ(その1)

2004/05/12 しんぶん白旗 30代

参院選が近づく中、
共産党に覇気が感じられない。
北朝鮮問題で出遅れ、
吉井英勝氏の年金未納問題で
あたふたし、
このままでは昼行灯のまま
またもや選挙戦で後退しそうな気配だ。
ここは思い切って
イメチェンを図るしかない。

そこで、私は考えた。
その名も
「共産党ガラス張り作戦」である。
まずは共産党指導部に、
これまで完全非公開だった
党常任幹部会にテレビカメラを入れさせ、
100%ガラス張りの会議とする
ところから始めよう。
「秘密のベール」をはぎ取り、
党中枢の意思決定の模様を
白日の下に晒させるわけだ。

自民党も民主党も公明党もその他の政党も、
さすがにここまでやっているところはない。
志位氏らは「そんなバカな」と
口をポカンとあけるだろうが、
座して死を待つより
思い切って清水の舞台から飛び降りてみる方が
活路も開けるというものだ。
秘密めいた党指導部が、突然
太陽の下に飛び出してくる衝撃度は
決して、小さくないはずだ。

これまでの常任幹部会について、
多くの党員・支持者は疑問を持っているはずだ。
「不破議長が1人で演説し、その他の幹部は
日本の対米政策のように追従しているだけではないか」
「重要問題を無味乾燥な報告事項にすり替え、
唯々諾々と決済しているだけではないか」
「選挙経験もない非国会議員の幹部が、
国会議員より偉そうにしているのではないか」
「早く終わりして昼飯食べたいなどと思いながら、
薄ぼんやりしている輩はいないか」
「ただひたすら寝ている輩はいないか」
などなど。
こうした疑念が瞬時に払拭されること、
間違いなしである。

そして、一つ一つの議論に党員、支持者が反応し、
百家争鳴状態になること、請け合いだ。
大衆討議に付してこそ、骨太の政策もできる
ということではなかろうか。

不破さん、ここは決断時だ。