党常任幹部会の
「100%ガラス張りプロジェクト」。
ただ、この大胆なシステムを導入すると、
不破氏や志位氏、市田氏らが
「カメラの前では本音で話せない」として
執務室にこもって鳩首協議を
繰り返す恐れがあるのは事実だ。
これを防ぐために、
田中康夫長野県知事の方式を拝借し、
議長室、委員長室、書記局長室ぐらいは
文字通りのガラス張りとし、ドアに
「誰でもガラス越しに見学できます」
との張り紙を貼り付けるぐらいのことは
やってもいいだろう。
党本部をリニューアルしたこの際、
一般見学者を募り、
少々の見学料をいただけば、
財政対策としても有効であり、
まさに一石二鳥だ。
さらに、その見学者から
共産党ファンが生まれれば
一石三鳥も夢ではないはずだ。
結党から苦節80年。
党はようやく、この「ガラス張り作戦」で
政権への扉の隙間から差し込む
光明を見出すことができるかもしれない。
以前に提案させていただいた
「公募と大衆討論による党綱領書き直し」
「党員・サポーター選挙による委員長選出」
「赤旗編集局民営化とデイリー赤旗創刊」
との合わせ技で、ぜひ実現を目指してほしい。
80年間の野党暮らしに慣れきった今、
党幹部がやるべきことは
誰も読まない党史の編纂に
エネルギーを費やすことではなく、
時代に見合った大胆な知恵と発想を
開花させることではなかろうか。