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大歩危さんとゆでがえる長壁さんの論争へ

2004/05/13 曙光のきざし 40代 無職

 大歩危さんへの援護射撃になるかどうか知りませんが。
 大歩危さんへの個人攻撃として、大歩危と言うハンドルネームに対していちゃもん をつけていたメールがアップされていましたが、爆笑してしまいました。大歩危が四 国の地名だと今更指摘して揶揄するとは、自らの無教養をさらけ出して、恥ずかしく 無いモノですね。大歩危が四国の地名であるのは、常識でしょう。(ちなみに、私の パソコンのフロントエンドプロセッサFEPでは、一発で変換しました)
 更に、大歩危さんの意志を無視して、私なりに分解すれば、大歩危は「大きに歩む に危うし」という意味でしょう。山間の険路、隘路を表したものだと推察します。そ ういう意味では、四国山地以外でも日本の難所に、同じような地名があるかもしれま せん。(確か、新潟県には親不知という場所もありました。)
しかし、あくまで四国という地域に限定して推察すれば、その意味は険しい隘路を 行くという意味と共に、土佐の坂本龍馬が京の都にこの険路を通って出奔したことに より、明治維新が始まったという象徴的意味合いを含めたのかもしれません。
さらに、想像を膨らませれば四国の山間の谷間の村というイメージが現れてきます。
言うまでも無く、大江ワールドで繰り返し現れてくる日本の象徴としての「ムラ」 のイメージです。これらの複数のイメージが、名前に含まれていると推察するのが礼 儀でしょう。

ところで、この発想をもう少し続けさせていただくと、右翼と左翼は決して直線的 に離れた両サイドの概念では無く、円管をなす人間の想念の連続体の中の一部だとい う認識を思い出させます。
 つまり、左翼という思想もどんどん左に移動すると、やがて極右といわれる思想と 重なってしまう、という概念です。たしか、大江氏は60年代に既にその考えを発表 されていたのではなかったでしょうか。
 つまり、このサイトでの長壁氏の立場は、反米であると思いますが、その主張は、 どうも反米右翼と相通じるものを感じるのです。

ところで、この論争の最初は確か自衛隊が暴虐をつくしにいった、行かないという ことだったかと思います。所謂左翼の論陣では、反戦平和、自衛隊反対が60年代か らの論調でした。
 しかし、良く考えると左翼国家で非武装だった国は存在していません。ソ連も中国 も他の国も、軍隊を廃止などしていないし、廃止の方向に進んだこともありません。 マルクスも非武装を唱えた訳ではありません。左翼=非武装は、理屈に合わないので す。これに対する唯一の回答は、日本独自の穢れ思想です。かって非武装を実行した 国は、平安時代の日本であったのです。
 この論拠は、梅原歴史学や逆説の日本史で証明されていると考えますがどうでしょ う。
 ともかく、長壁氏達はどうあっても、自衛隊を貶めなければ気が済まないのでしょ う。また、自衛隊を貶めて反戦平和を叫んでいれば、それで説得力を持つと信じてい るのでしょう。
 その姿勢は、60年代から40年変化しないものです。そういう意味では、極めて 保守的な立場です。まるで、ソ連崩壊も中国の資本主義化も存在しないもののようで す。
 そして40年一日の繰り返しでは、まさにユデガエルの王様です。
 あげくに、暴虐とは言っていないという言い訳の果てに、文脈から長壁氏の主張を 推し量れとのことです。大爆笑してしまいました。こんにゃく問答でもあるまいに。 (出典は、ご存じ落語です。上方でも江戸でも名演があります)
 文章で論争するのに、文章外で推し量るとはどういう意味でしょう。
 まさに、不可思議な日本語ワールドです。

 ちなみに、ジョージ松本さんの社会主義政権を指向するなら、キチンと改憲論議を! という主張はまっとうな論です。誰かの投稿にあるように、護憲を行いしかるべく社 会主義憲法に変更などという論には、またまた大爆笑です。極めて、否論理的です。 私の故郷バルカン星では考えられません。

 ちなみに私は、改憲反対です。理由は、もうお分かりの通り、このような日本語の 性能ではまともな改憲論議がされるとは思えないからです。仮に改憲したとしても、 すぐに勝手な解釈論が右からも左からも生まれるでしょう。時間の無駄です。
 もっと大事な議論があるはずです。

 アンゲラさんの”jikosekinin"論には感服しました。みんな、もっと注目すべきで す。
 私個人のつたない知識では、自己責任が文脈に登場したのは90年代の金融国会で のことだと思いますが、どうでしょう。グローバリゼーション、コンプライアンスな ど眉唾モノの用語が頻繁に出現します。原典にあたり、斟酌することが必要なのでしょ うがいかんせん当方に教養がありません。そのあたりに、この言葉の真相がありそう なのですが、ご教示願えませんか。