5月3日の憲法記念日では共産党社民党のいわゆる護憲派が護憲を叫んでいますが、よく考えると奇妙である。共産党も憲法の全条項を完全に守れといっていますが、現在の憲法はGHQが作ったにせよ日本政府が作ったにせよ、両者とも日本を社会主義や共産主義にすることなどまったく考えていなかっただろう。立憲君主制、資本主義を前提に作ったのであり、共和制だの生産手段の社会化などまったく頭になかったであろう。その憲法を守るということは社会主義や共産主義を目指さないということになる。それなら共産党は党名も綱領も変える必要がある。共和制や社会主義・共産主義を目指すというなら天皇条項や財産権等についてはっきりと必要な憲法の改正を目指すと言うべきである。