ボストン郊外に住むジェンキンスさんという米国人が、高遠さんたちに対する日本政府のやり方に怒り、請求された費用の一部として2000ドルの小切手を手紙と共に日本大使館に送ったという。
ところが日本大使館は「ここでは受け取れない、直接本人に送れ」といって受け取りを拒否し返却したと報じられていた。
アメリカでも高等さんたちの活動が高く評価されている一方、日本政府の窓口である大使館はその評価を二段も三段も貶めたのだ。
今年のゴールデンウイークで海外に出かけた人は去年の倍くらいいるらしい、しかし大使館にお世話になる人などは極一部だろう、我がおとぼけ政治家たちも「外遊」と称してアメリカなどに顔色伺いに飛び回ったようだ。
彼らが公費で行ったのか私費で行ったのかは知らない(勿論彼らは公僕なのだから基本的には税金を食いつぶしているのだ、これは小泉さんの靖国参拝時の私費による献花代も同じだ)。
私も戦後補償支援の関係で時たま、なけなしの蓄えを叩いて韓国などに出かけることはある。
しかし、私たちは政治家や大企業のトップと違い、訪問地の大使館に厄介になることはまずないし、私もお世話されたことはない。
今回の事例により、より明らかになったことは「国」が私たち主権者、納税者を国の中でも外でも守らないし、なんとも思っていないこと、大使館という出先機関でさえ妨害行為はしても、決して私たちの身など守らない事を、十分確認できたのではないだろうか。
税金を滞納すれば、差し押さえなど厳しい処分を受ける、政治家でさえ解り難く、不平等で先が見えず、払いたくもない「年金」だって未納であれば強制徴収される。
しかし、政治家は「期限が過ぎているので未納があっても払わない」と平然としてうそぶき、ふんぞり返っている。
「お前らの棒給は在日の人々も含めた(オールドカマーもニューカマーも)私たち、本来は国家から生存を保証され、最低限の文化を享受できる主権者の血税から支出されているのだぞ」「制度が悪ければ即修正すればいい、それが貴方がた”立法の最高機関”にいる公僕の仕事ではないのか、また未払いであれば制度改訂まで”供託”すれば済むことだ」と言いたい。
公僕とは他人の金で雇われている召使なのだからー。
イラクでのアメリカやイギリスの残虐行為がますます明らかになってきた。
人々は「フセイン時代の十倍もひどい」と米軍の行為を非難し、闘いの姿勢をより強くしている。
この戦争の本質がいよいよ露呈し始めた、これはアフガン侵略戦争の北部でのタリバーン捕虜虐殺・砂漠埋め立て、移送したグアンタナモ基地での動物園の動物以下に扱った虐待と同じく、米帝国主義・侵略軍の本質である。
私たちもイラクの闘う人々と連帯し、自衛隊の即時撤退を求めて行こう。
戦争推進法案である有事7法案をなんとしても阻止しよう。
教育基本法改悪や改憲を絶対許さない闘いを作っていこう。