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人の世に熱あれ、障害者に光りあれ。

2004/06/17 手ポリオ 40代 障害者の年金生活者

 人の世に熱あれ、障害者に光りあれ。

 長壁さんのご好意に甘えて、二度目の投稿をします。以前に一度だけ「K」という名で投稿しました身障者です。私は「手ポリオ」の名で少しずつ、「クリエイティブ・スペイス」や「地域から平和をメーリングリスト」などなどの、あちこちに投稿して、採用されるようになりました。
 障害者の会は退会したことは前回書きました。ところが、その前に、強引に共産党の党員に入れられたので、その線でかかわっています。が、そこも同じ顔ぶれで、まともに動かない。
 しかもその障害者の会では、構成員が高齢化しているので、このたび、「肢体障害者の戦争体験記」の本を作り、私もその「あとがき」に戦後の世代として、少し文章を入れさせてもらいましたが、今この時期に発行したにもかかわらず、本の宣伝チラシも作らず、身内の知り合いに配っている程度。
 あまりにも、おぞましいご時世の、こんなにひどい時代だから、私は黙っていられなくて、怒りがこみ上げてきて、本音を話し出すと、身内の集まりで、みんなにバカにされ、過激だの、気持ちはわかるが抑えて、だのと言われ、無視され、避けられ、きらわれる。そして、話の中身のことは全く触れず、ただ、清く正しく美しく、礼儀と節度を守って、明るく楽しくおとなしくしていることを、何よりも先に押し付けられる。つまり、何も考えず、あたらずさわらず、わきあいあいといきましょう?
 まるで、1972年に発生した「新日和見主義事件」のようだ。
■書評『汚名』誤りを認める勇気を
 だから、私は、この本の自家製チラシを次のように書いて作り配っています。

 そしたら、それと、その後の別の文を読んだ長壁さんから次のような返事をいただきました。「Re: そのとおり!!さざ波におくってください。よろしくお願いいたします。」
 私は元々、ひきこもりのオタクの小心者で、しかもこの種の運動は二年半前から活動を始めただけの、シロウトの上にドが付く「ドシロウト」で、いつも、しりごみしてしまいます。それでも思い切って、二度目の投稿をしてみます。長くなってすみません。以下、自家製チラシの裏面より。

6月14日(月)有事関連10法が国会を通ってしまった。完全に戦時下の法律だ。私たち障害者はとても我慢できない! 障害者は、平和でなければ、生きられない! 福祉と平和の主役は私たち! 自衛隊・軍事は、「人道」ではない! 「公共の福祉」で戦争するな!
 有事法反対! 戦争反対! 憲法9条を守れ! 平和を守れ! 戦争内閣・小泉自公政権と有事法賛成の民主党などの改憲勢力をすべて打倒せよ! 自衛隊も米英軍も多国籍軍もイラクからとっとと出て行け!
自衛隊はイラクで、アメリカ軍の兵士や武器弾薬を運び、戦争に参加している! 自衛隊が「人道」の名目で、何をやろうが、アメリカの軍事侵略占領に加担し偽満国を作り、日本を軍国化するためだ。国連決議がどうあろうと、多国籍軍への参加は障害者が許さない!
 国内では、成立したばかりの有事関連10法で、弱肉強食、強権弾圧の社会を作り、戦争体制に反対する者、戦争や経済戦争の役に立たない者はどんどん切り捨てられていく。年金法も、戦費調達のために作られた1942年の労働者年金保険法と根幹は変えられていない。(戦争と年金・資料
 老後の生活保障や、障害を負った者の福祉のためでもなんでもない。少子高齢化は大量の積立金の理由ではない。100年安心ではなく100年戦争体制だ。
 戦争は人為的かつ大量に死者と障害者をつくる最大の暴力である。障害者が堂々と生きられる世界が、すべての人間を生かす! 私達障害者自身が問題意識を持ち、社会への問題意識を持つ人を作っていくことが大切と思う。その運動は、障害者だけではなく、すべての抑圧された人民の完全解放を目指すものである。それは水平社を原点とする部落解放運動と並んで、世界に誇れる人権思想運動である。
  “☆人の世に熱あれ、障害者に光りあれ。☆”
【本の紹介】肢体障害者の戦争体験記「米食い虫、非国民とののしられながら―戦争を生き抜いた肢体障害者たちの証言」700円。2004.3.31.完成。発売中!(詳しくは http://zenkoku-shishokyo.shogaisha.jp/ をご覧下さい。)
 この本は、単に昔の思い出話としてだけでなく、現代の日本と世界への、障害者からの警告の書として読んでいただきたい。障害者の福祉運動は、反戦運動と共にある。反戦平和を求めるみなさんと連帯し、ともにがんばりましょう!
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 というようなことをしていたら、下記のご案内が来ました。なお、個人名などは、一応「××××」にしておきます。

  「参院選への選挙運動の進め方と憲法学習会のご案内」
           記
  日 時:6月20日(日)午後1時30分から
  場 所:×××××(新宿の某所)
  内 容:①憲法問題の学習
      ②選挙運動の進め方の相談
  講 師:××××弁護士(東京法律事務所・自由法曹団)
主 催:日本共産党全都肢体障害者後援会 
  連絡先: ×××× 電話×××××

 どうせまた、あたらずさわらずの従順なお勉強会にされると思い、講師の弁護士の住所を調べ、直接次のような手紙を送りつけてやり、そのコピーを長壁さんにも、前書きを付けて転送したのでした。    
(まずは長壁さんへのメールの前書き。)
 手紙の文の、はじめのほうはおとなしく、次第に挑発的な文にしてやりました。だいたい、弁護士とか偉そうな者は、「俺が教えてやるから黙って従順に聞いていろ」というようなやからが多いから、先手を打って、「運動の主体は私たち障害者、その自発的意識から出る行動や言葉が一番大切。あんたはいっしょに運動していく人。偉い者がいばるようではなく、弱い者こそ自由に意見が言えて、権利の主張ができるような世界を作りたいから、反戦運動をしているので、それこそが憲法の精神だし、そのための選挙でもある、と言ってやる。
 そもそも、【「憲法はみんなが守る大切な決まり」というのは重大な間違いで、憲法とは、「特定の人(権力担当者)に守らせるべきもの」なのです。その根底にあるのは、国家権力を握った人たちが必ずしも善人なわけではないという、権力執行者を猜疑の心でチェックすべきという精神です。つまり、憲法とは、国家権力を拘束する規範であり、その憲法の原点を忘れてしまっている議論が、非常に多くみられるのがとても気になります。】と、水島朝穂も言っているのを、私が私ふうの自分の言葉で障害者向きに、言っていくのに、それを押さえつけるな、と言ってやる。
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(以下、××××弁護士に出した手紙の本文の転載。)

「6・20憲法学習会と、6・30ピース・キャンドルナイト」

 ××××弁護士さまへ。  先日郵便を出しました近藤和也です。両手ポリオです。
 6月20日の全都肢体障害者共産党講演会の「憲法学習会&参院選対策集会」に講師として来ていただけることに、とても感謝いたしております。
 ところで、××さまご自身も、<呼びかけ人>になっておられる「6,30ピースキャンドルナイト」のお知らせメールが、△△△△弁護士さまから来ました。
 これは2月5日の防衛庁を囲む「ピースキャンドルナイト」のつづきですね。
 今度は、アメリカ大使館を取り囲むのですね。
 連絡先が同じ法律事務所ですね。
 また、共産党系の自由法曹団や新婦人(新日本婦人の会)や平和委員会や年金者組合なども、主催・呼びかけ側で、さらに幅広い政党・党派・個人が呼びかけ人になっていますよね。
 そこで、6月20日には、ぜひとも、このチラシをたくさん持ってきてだきたいのです。
 それに、肢体障害者の場合、必ずしも出席できなくても、こういうことが、おこなわれているということを広く知ってもらうことが大切です。
 現に、2月5日のときには、車いすの男の人が、その日は参加ができず、しかし、メールでメッセージをお送りしましたら、○○○団長からご返事をいただき、そのメッセージをプラカードに張って、ろうそくのあかりで、かざして、行進していただいたという人もありました。
 私たち障害者でも、いろんな方法で戦争反対の活動に参加できます。6月20日の学習会では、まさにそういうことを話し合う場だと思います。ですから、どうかチラシをたくさん持ってきて、みんなにハッパをかけてほしいのです。
 6月30日は、まやかしのイラクへの主権移譲への期限で、つまり、偽満州国を作り、朝鮮総督府のようなアメリカ大使館で、傀儡国家を作るという、国連を隠れ蓑にして、朝鮮戦争のときの国連軍より、もっとたちが悪く、アメリカ言いなりの国際連合安全保障理事国どもの世界支配の思う壺にさせてはなりません。
 アメ大前は、今、厳重警備がされています。
 すでに逮捕者もここで何人も出ています。
 逮捕されたからといって何も悪いことはしていません。
 ブルキッチ加奈子さんは、大使館前で、抗議の声を上げていただけです。
 警察が因縁をつけて逮捕してきただけです。
 だいたい、なんで、戦争をやめろという者が犯罪者にされて、戦争をやっている側が正しいなどと言えるのだ?
 それに、アメリカへの抗議を、なんで日本の警察にとめられて逮捕されるのか? 奴らはアメリカの警官か?
 そこへ車いすや手足の不自由な人たちが先頭になって、抗議のろうそくデモを進んでいけば、警官どもも、弱い者いじめのイメージは避けたいと思い、ひるんで、みんなの突破口になれるかもしれません。
 まさに今こそ、障害者の平和のパワーが、前衛となるのだ。
 有事関連7法+3条約が通ってしまって、私はがっくりしています。が、まだまだ、あくまで、今、戦時法の成立した中で、本物の平和と福祉のためには、政府に、権力に、抵抗しつづけ、抗い(あらがい)つづけ、不服従をしつづけることが、もっとも必要なことです!
 去勢をするな! 断種をするな! 強い者に立ち向かえ!
 おとなしく、従順に、生活保守主義の、奴隷の平和の、お涙頂戴の、お恵みの、施しの福祉を求める運動をしていれば、政府の思う壺です。
 私達障害者自身が問題意識を持ち、社会への問題意識を持つ人を作っていくことが大切と思う。
 その運動は、障害者だけではなく、すべての抑圧された人民の完全解放を目指すものである。
 それは水平社を原点とする部落解放運動と並んで、世界に誇れる人権思想運動である。
 人の世に熱あれ、障害者に光りあれ。
 たたかいはここから、たたかいはいまから。
 だから、今、私たちは、小林多喜二になることができる。
 あの、共産党の伝説の本当の英雄の、多喜二と同じになれる、または、尹東柱、安重根、山本宣治(労農党)、田中正造、幸徳秋水、などなどと同じようにやればよいのだ。すばらしい活動ができる!
 しかも、その当時にはなかったこと、今は平和憲法と、そして、ヒロシマの有る国で しなければならないことはともるいくさの火種を 消すことだろう!
 それを、やらないのなら、今すぐ共産党を辞めて、創価学会か自民党に入ればいい。
 すぐに常に大いに命がけで戦時下の弾圧をものともせずにやるのだ!
 絶対にやらねばならない。
 こんなに、やりがいのある時代はありません。
 ただし、築地の警察署で殺されたりはしませんぞ。
 生きて、見苦しくても、生き抜いて、障害者こそ先頭になって、命をかけて、この戦時下の弾圧と闘い続けるのだ!
 有事法が通ったということは、まさに、今は、戦時下になったのです!

民衆の旗 赤旗は 戦士のかばねをつつむ
しかばね固く冷えぬ間に 血潮は旗を染めぬ
高く立て赤旗を その影に死を誓う
卑怯者去らば去れ われらは赤旗守る

 もし、この近藤和也の意見を、いっさい無視したり、馬鹿にしたり、否定したり、叩きのめしたりするのなら、私はあなたを一生許さない!
 なぜ、メールか手紙かでの返事のひとこともいただけないのでしょうか? お忙しいのはわかりますから、こみいった返事でなくても良いのです。一応、目を通したよ、と、ただそれだけの、ご返事ひとつでいいんです。
 もし、それもいただけないのなら、人権と、人間の尊厳を守る弁護士の資格はないのだとしか思えません。
 人は、ときに、死ぬよりも、無視されることが、つらいときがあります。できるだけ早くお返事を、一言、ただ一言だけで良いから、いただけないものでしょうか?