まもなく参院議員選挙が始まり、共産党も議席維持に必死になっていますが、共産党は本当に国会議員を重視しているのか疑問になります。それは共産党の党幹部の構成です。最高幹部である常任幹部会21人中国会議員は6人です。幹部会52人中国会議員は11人です。
つまり共産党の国会議員29人中11人しか幹部会以上に入ってないのです。残りの18人は党の中ではまったくの下っ端ということになります。そして幹部会や常任幹部会には国会議員以外のまったく顔も経歴もわからない人たちが大勢ずらりと並んでいます。この中で一般の人も知っているのは不破議長と上田耕一郎氏ぐらいではないのか。
主権者である国民に選ばれた国会議員は全員常任幹部会員にすべきであろう。この点国会議員でなければ党幹部になれない自民党との大きな違いである。これではかつてのソ連のように閣僚や議員は飾り物で党の書記の方が実権を持っていたのと同じです。
国会議員になっても単なる党職員と同じ扱いではいくら共産党が国会や選挙重視といってもこれでは信用されない。