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嗚呼共産党、赤旗6月号外について。

2004/06/20 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 参議院選挙本番に入って、共産党のアクセルが次第次第に入って来たようである。
 19日夕方、全国一斉だろうか高齢のご婦人を中心にした、赤旗号外街頭行動が行われた、御苦労様である。
 しかし手にした「赤旗6月号号外」を見て唖然とした、ああやっぱりと言うより残念、情けないのである。
 なぜあれ程、年金法案に反対し、それなりに有事法案にも反対した、集会を持ち街頭行動も行った筈である。
 しかし貰った号外には、年金も有事法も一言も書かれていない。
 「問われる大企業の社会的責任」、「人間らしく働くために、ヨーロッパ並みの働くルールの確立を目指します」としか書かれていないのだ。
 大企業にヨーロッパ並みの働くルールをと言っても、大企業は設ける為に作られている、そのためにこそ存在し、労働者が作り出した利益を貪り喰っているのだ。
 企業・資本に言わせれば、特にトヨタなど勝ち組に言わせれば、「儲かることが社会に貢献することになります」、「それが企業の社会的責任です」としか言わない、事実儲けることによって税金納付が増えるし、儲けの相当部分が設備投資や物の購買に回される。
 こんな論法だけで企業や資本に勝てるものか!
 それに企業は「日本の賃金水準がヨーロッパに比べ高すぎる」と言って賃下げを行い、リストラ・首切りをやり、不安定雇用労働者の比率を高めて来た。
 トヨタに押しかけるならいざ知らず、こんな号外出しても何の力にもならないのだ。
 ルールなど闘い取るものだ、まして今経済のグローバル化の中で、日本企業とヨーロッパ・EUの企業は同じパイを食い合っている。
 生き延びる為に必死の企業や資本に、物分りのいいルールなど眼中にある訳がないのだ。
 なぜ自衛隊が多国籍軍に送られ、労働者が戦争に動員されようとしている時、国会で追及した程度のことも号外に書けないのか、理解出来ない。
 それとも「法律が出来たから悪法も法律だ、もう文句は言うな」、「文句言ったら逮捕されるから止めとけ」とでも言うのか?
 そしてハンドマイクの発言が更に良くない、相変わらずの「アメリカ言いなり」と大企業批判の連発だけ。
 有権者は年金の事を聞きたいだろう、自衛隊がどうなるかも知りたい、新しい政策も聞きたいだろう。
 それがゼロ、始末におえない、何の進歩もなければ、状況が大きく変わったのにも何の変化もないのだ。
 これでは獲得できる票はジリ貧だろう、危機感なしに闘える筈がない。
 元気なさざ波訪問者の皆さん、中央にカツ入れてくれませんか!