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内ゲバの論理は不信感から始まる

2004/06/21 桜坂智史改め千坂史郎 50代

 いま日本がイラクに「自衛隊という名の軍隊」を派兵させていることは、周知の事実です。
 戦争を支持し拡大させようとする勢力は、憲法9条を中核とした改憲をめざしています。
 けれど、国会議員は改憲派が既に三分の二を超えています。自民党や公明党だけでなく、民主党も多くは改憲派です。
 このような状況のもとでの平和運動は、後退しつつの運動ですから、「負けいくさ」の運動に似ています。
 運動が上げ潮のときは、威勢のいい掛け声がぽんぽん飛び出すけれど、一歩ジリ貧になると、しだいに運動は怪しくなってきます。

 おなじ平和を願い戦争国家であることを望まないひとびとならば、互いが信頼を土俵にしなければ、平和運動は分裂し、ときには一方を反動の側においやることにしかなりません。
 「分裂させて統治する」
 これが支配層の支配の鉄則です。

 平和を願い、戦争を憎むひとびとが、ひとの心を傷つけあって、ほんとうに平和の運動を結実させられるのでしょうか。

 日本が強大な戦争国家になるとしたら、それをはばむためには膨大に気長な持久戦のきもちが必要です。
 まず、相手の未熟や欠陥が見えても、そのひとが主観的に戦争を嘆くきもちをもっているのなら、相手を信頼したい。
 理論の未熟は、相手の人格をいたわる人間性の未熟よりは、まだ間に合うほどに、これから克服しあっていけばよいのです。

 人間を信頼したいですね。
 憎悪からは連帯は生まれにくいからです。

 ほそぼそと掲示板を名前を変えたり、作り直したりして「しこしこ」やっております。ひまなときはのぞいてくださいね。(^o^)

千坂史郎の時代通信

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