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多国籍軍参加と小泉純一郎、蛙は大声で泣き喚こう!

2004/06/11 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 小泉純一郎が何を血迷ったのか、紳士を装った強盗どもの集まり・サミットで 「多国籍軍参加」を公言した。
 しかし彼は血迷ったのではなく、当然の事を口にしたと思っているだろう。
 イラクでアメリカが何やろうと、どこまでもくっ付いていく、何人イラク人が殺さ れ、虐待や虐殺されようと、この男の価値判断は変わらない。
 この男には憲法も有事法制も、年金なんかも関係ない、法律なんかどうでもいいの だ、内閣をチャンと支持してくれるミーハー的取り巻きと公明党・創価学会の支持が あれば、世の中どうなろうとも関係ないってことだ。
 この人物にとって、おそらくサマーワで二次自衛隊が、戦闘や迫撃弾で何人死のう が関係ないだろう。
 「人道復興支援」の看板をいつの間にか塗り替えて、自衛隊を多国籍軍へ、国連認 定の戦闘軍団へ送り込み、戦死した自衛隊員に名誉戦死勲章を与え、恒例行事の「靖 国参拝」が賑わう事に誇りを感じる男なのだ。
 この男を甘く見てはならない、「変人だ」「ブッシュのポチだ」何て思い違いして はならない。
 もう哲学は無論、論理も倫理など全く関係ない、拉致被害者など利用できるものは 利用し、敵対するものはあらゆる手段を持って叩き落し、尻尾を振るものは更にけし かけ服従を求める、そんな男だ。
 この男は確かに所謂独裁者ではない、ナチス並みの私有武装勢力を持たないし、何 か確信的な思想も思い込みもない、公約もマニフェストなどみんないい加減だし、専 売特許の民営化にしても拘りなしにみんな丸投げし、それでシラッとしている。
 だが辻元や真紀子、宗男や広務、紘一、森、橋本そして哀れな菅に小沢、みんな再 起不能なまで叩き潰された。
 戦後みんなの総意で、右に左に揺れながら保たれて来たこの国の「平和主義」もあっ さり葬り去られた。
 人の感情など完全に断ち切れる冷酷なリアリスト、これがやつの正体だ。
 そんなやつに従来どおりの手法など通用しない、「何でも最後は選挙」ではないの だ、自民党が勝ち共産党、社民党がつぶされるだけの小選挙区制という「選挙システ ム」への幻想は捨ててかからねばならない。
 また年金問題でこの国の虚構が露になり、行政の最高幹部、国権の最高責任者があ らゆる法律を無視し勝手に解釈しても、与党はもとより野党すらそれに対抗出来ない 以上、誰が好き好んで選挙など行くものか、野党に追い風など吹かない。
 たとえ余程頑張って、共産党が現議席を一つ二つ伸ばし、社民党が壊滅から逃れ、 辛うじて生き残ったとしても、小泉の視線に共産党も社民党も入っていない。
 それはこの前の年金審議で明らかだ、福島瑞穂が「ソーリ!ソーリ!」と幾ら喚き 叫んでも、小泉は聞く耳を持たなかった。
 この状況を打破するには何をなすべきなのか、大衆的運動の再構築しかない、護憲・ 9条守死の場で、教育基本法改悪と日の丸君が代強制反対の闘いの場で、有事法制を 発動させない陸・海・空・港湾労働者の闘い、そして自治体労働者などの闘いを、如 何に拡大し統一戦線を形成し、闘いの輪を構築して行けるかに全てがかかっている。  戦時下情勢への突入を前に何をひるむことがあろうか。
 大衆闘争の勝利と爆発の後に、選挙での勝利がある、如何に闘ったかが評価されて 初めて大衆的支持が得られるのであり、その逆ではない。
 国会周辺を毎日五千、1万と取り囲む闘いをやろう、小泉を国会内に封じ込める闘 いをやろう。
 今年後半は、有事法制と教育基本法改悪との闘い、そして改憲阻止の闘いが目白押 しだ。