質問にお答えします。
劣化ウランの化学的な性質等については、さつきさんとの議論に重複する面も多々
ありますので略します。
1 大歩危がイラク戦争で米国が劣化ウラン弾を使用したことを支持するかについて
確か天邪鬼さんからの質問「イラク戦争を支持するか」にお答えしたと思っています。
米国がイラクを(戦争を避けられないように)追いつめていく様子や、無抵抗な非戦
闘員を大量虐殺したこと等は、米英がかつての日本を追いつめたさまや、同様に原爆
や焼夷弾により非戦闘員を大量虐殺したことはまるで再現フィルムの様に感じられ、
米国の戦略は変わってないことを感じるとともに激しい怒りを覚えます。
従って大歩危はイラク戦争そのものに反対の考えを持っています。
その戦争において使用された個々の兵器について、支持するとかしないとか云うの
はあまり意味がない気がします。
例えばクラスター爆弾や劣化ウラン弾を使用しなかったからといって、戦争が正当
化されるものでもないと思います。
2 劣化ウラン弾の毒性について
もともと大歩危はNさんと劣化ウランとは関係のない議論をしていました。
最近Nさんをめぐる議論については停止になったようですが、その中でたまたま言
及した劣化ウラン弾が天邪鬼さん、さつきさん等と発展したわけです。
従ってNさんとの議論が停止になった機会に皆様の真摯な議論を拝見するROMを
主とする姿勢に戻りたいとも思ってます。
そう言えば、以前に議論をしていた「イラク派遣自衛隊の指揮権」が、多国籍軍参
加となると問題点として浮上する可能性はあると思います。
劣化ウラン弾の毒性については何回か言及したと思いますが、劣化ウランの性質や
各種報告書を検討してみると、あるNGOによる先天性異常児出生の報告等について
は科学的根拠に乏しく、徒に恐怖心を煽る政治的キャンペーンを感じるということを
申し上げている訳です。
従ってNGO報告に疑問を感じるかということについては、そのとおりです。