昨日韓国の人質が殺害されたことに衝撃を受け、暗澹たる思いになった人は
多いでしょう。私もその一人です。しかし、今朝の新聞の、空爆でファルージャの武
装勢力20人が殺害されたという小さな記事にどれだけの人が心を動かせたでしょうか?
武装勢力といっても、占領に反対して立ち上がった市民であることは明らかです。
私たちの、いや、私の人道意識はどこか狂ってきていませんか?人道復興とは、道
路建設ではないはずです!!
この、冷淡な世論に、いつの間にか、戦争で人が殺されることは当然だと言う意識
が、私も含めて、日本人の中に定着してしまったような気がします。人が殺されるこ
とが大きなニュースにもならなくなった世の中、怖い気がします。
劣化ウラン弾の論議の前に、もっと大事な何かを忘れてしまっているのではないで
しょうか?自問自答する今朝の新聞でした。