あなたは「拉致事件の解決」と「過去の清算」が、①「どっちが先であるべきと言うつもりはない」、②「現実の動向に即して述べているまで」といっています。
① そこで6/20のあなたの書き込みですが、「私は日本が過去をキチンと清算」することを願っている。「そのためにも、今起きている拉致事件の真相解明を曖昧にしてはならない」。「まず、拉致事件を未来に禍根を残さぬよう正しく処置することが求められる。同時に、それは日本が過去の清算をしていく際にも適用されなければならない」と述べています。
これは、私の国語力では、「拉致が先」としか読み取れないのですがいかがですか。
勿論、事件の規模から言って、「過去の清算」が「拉致の解決」より長引くことはありうると思います。しかし、拉致の解決が過去の清算の前提だという考えは、断じて間違っている。
② 「現実の動向に即して述べている」とはどういう意味ですか。「拉致家族やマスコミ・世論に迎合して」ということですか。
「平壌宣言」で北朝鮮は拉致事件について、「日朝が不正常な関係にある中で」生じた問題といっています。当時の福田官房長官も戦争状態が継続しているような中で起きたという意味の発言をしています。ジェンキンスさんの件に関してアメリカは、「北」との戦争は終わっていないという態度を示しています。現実はこの通りです。
「拉致」の経過や背景を無視して、偏狭な感情を煽るだけのマスコミに迎合していては、真実を見極めることは無理でしょう。