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共産党の選挙戦術について

2004/06/26 叛自民 50代 自治体労働者

 今回の参議院選は戦後の総括を迫る選挙だと考えます。
 ここで、与党が勝てば、憲法、教育基本法を改悪してくることは間違いないでしょう。
 いったん権力を握ったものはあらゆる手段で権力を手放そうとしないのは歴史が証明するところです。
 自民党は長期の低落傾向で単独では政権が維持出来なくなってもその都度権力が持つアメをちらつかせ政権を手放しませんでした。
 ここに来てさすがに今後の長期政権維持への危機を感じるのか今までの懸案であった憲法改悪、海外への派兵の既成事実化など、なりふりかまわず我が国を右傾化させようとしているように思います。
 権力を握ったものたちは既得権を手放さないために団結しているのに、野党はこのようなときにも団結出来ていないのが現状です。
 選挙区では公明党の後押しが無ければ自民党が当選出来ない選挙区が多数あります。一方野党側は共産党の票さえあれば自民、公明の合計票よりも多くなる選挙区も多くあります。
 共産党も政党ですから勝つ見込みのある選挙区に候補者を立てる必要はあると思いますが、初めから当選が無理と判っている選挙区に候補者を立てることは、結果として自民党政権の延命と右傾化に手を貸しているだけではないでしょうか。
 共産党の全選挙区への立候補を知り合いの自民党員は喜んでいましたが、このような時期に結果として敵に塩を送る共産党の方針が判りません。 共産党も小異を捨てて大同について欲しいものです。よりまし政権などと嘗てはいっていたではないですか。
 今国民が求めているものは腐りきって危険な政権交代であるはずです。薩長連合が300年の幕府を倒したような歴史的英断が共産党には出来ないのでしょうか。