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6/25 さつきさん、 Sekioさんに

2004/06/27 大歩危 50代 公務員

1 さつきさんの放射化学基礎理論について

(1)さつきさんは238Uと劣化ウランを区別されておられますが、劣化ウランは99.8%が238Uであり、私はその科学的性質は同等と考えました。
 劣化ウランが定常状態でα線の2倍のβ線を出すのでしたら、238Uもまた同様と考えます。
 0.2%の235Uが存在するためにそのような劇的な変化は考えにくいので、さつきさんの仰るとおりとすると、多くの科学辞典に記載されているのは純粋の238Uが崩壊した瞬間の放射線量のみであり、定常的な状態を示したものではないとの指摘は理解できます。

(2) β線の飛程の計算について
 2.27MeVのβ線の空中飛程が数㍍ということは私も確認しています。
 しかしながら、それはあくまで高いエネルギーを持ったβ線のしかも最大飛程であり、また232Thのβ線エネルギーはその1/10以下と思います。

(3)永続平衡と自己遮蔽効果について
 個々の238Uについて考察すれば永続平衡により、232Th(β崩壊)→234Pa(β崩壊)→234U→....→206Pbとなり、最大限当初崩壊するα線の2倍のβ線を放射線を出すと思われます。
 しかしながら物質全体を考えると、1個の崩壊原子の周囲には何十億という原子が取り巻いており、ベータ線は最大のエネルギーをもったものでも何㎜も進むことは出来ないと私は考えています。。

2 Sekioさんに
 劣化ウランを戦車の装甲板に使用している根拠を示して戴き有り難うございます。
 劣化ウランの性質等からあり得ないことと即断していました。
 確認してみます。