ロゴスさん、私の問いにはなんら答えもせず、ただただ、北朝鮮を擁護できないあるいは、日本の北朝鮮政策を肯定する言説を支持したいというお気持ちだけが突出しているようにみえます。
さて、只今、日本を含む世界は戦争中です。
日本軍隊がアフガンで、イラクで兵站支援をとびこえて、銃撃戦を今か今かと待ち構えています。
戦争にはおなじみの風景、強姦・拷問・虐待など、先輩の米兵が立派に見本を示してくれています。
敵の死亡数は何万人、米兵はその一桁以下。いつもおなじみのことです。
ロゴスさん、あなたも、戦争本の一冊や二冊はお読みになっているでしょうが、戦争というのは、真実は一切封印されていきますよね。そうしたなか、そうはいっても、今は昔ほどには、徹底できなくて、インターネット等で、真実がもれ出ています。
ですから、普通の新聞等メディアでなく、ネット系のものや、せいぜい、ベタ記事のなかにある意味を探し出すということから、北朝鮮の真実を読み取らねばなりません。
その昔、戦況が思わしくないとき、「この戦争は負ける」といったばかりに、顔が歪むほどになぐられたと、大橋巨泉さんは父上のことを言っておられます。
また、支配階級の戦争は間違っているのだと、労働者を覚醒させる小説を書いた小林多喜二は、とらえられて拷問死でした。
過去、共産党から、自民党まで、日本中心からみた北朝鮮政策をすすめてきたわけで、当然、そこには中立な視点はありません。
どなたかが、ラングーン事件だのなんだのと、北朝鮮の無法をいいたてますが(共産党の導きでしょうね)、ならば、日本の無法はどうなのかということ。20年や30年の時間の誤差が言い訳になるわけでなく、従軍慰安婦や戦中の何百万の強制連行や拷問などを歯牙にもかけない破廉恥ぶりは、あきれ返るばかりです。
何度も過去、私がいってきたことですが、北朝鮮はず~~っと、戦時下であり、日米の圧力を受け続けてきていること。同じように拉致された韓国は何百人という被害拉致であるということですが、南北交流を願い、統一を目指しているという事実。こうした事実をどうして、排外右翼系の人は最後まで、目をそむけるのでしょうか。
当時、朝鮮戦争は北の侵攻といいますが、南には米軍基地があり、米の占領下、政権への弾圧はすさまじいものがり、北がそれなりの行動をする理由はあったのです。
今でも、戦時中の惨い遺族、または当事者の日本政府に対する戦後補償裁判が後を絶ちませんが、日本政府のなんと、非人間的な決着であることか。日本は米軍をしっかりと支えたのですよ。
私は、相手の身になって考えましょうと、何度、くりかえしてきたことでしょうか。北朝鮮での生物兵器の実験など、ごまんと証拠が残されています。
翻って北朝鮮が仮に、非道なことをしたなら、何が目的なのか、そのことによって、何をもたらしたのか、といった、検証には、硬く口を閉ざす。当然、真実を検証するなどという高尚な理念などないからでしょう。ただただ、仮想敵国とみなし、侮蔑し、朝鮮戦争に導くことなら、なんでもいいのでしょう。
この二年、ほんとうに、なんどもなんども、おなじことのくりかえしでした。
私のようないい加減な検証でなく、大樹の陰さんが、現地に行き、支援を通じて、説得力ある原稿を寄せてくれています。「波長のせい」で、私はあまりよんでいませんが、金国雄さんが、資料をごっそりとよせてくれてもいます。
当然、ロゴスさんのようなかたは、関心があって、お目を通して見えると思います。私のような視点はあるかと思います。真実をしりたいなら、ただ1人、私の言説に目くじらを立てる必要はさらさらなく、こうした客観的なものを論証されればいいのです。あるいは、わたしとちがった反論を私の前に突き出してくれればいいのです。
以下、私が最近評価しているクリエイティブスペースのトピックスを紹介します。参考にしてください。
(トピックス) http://www.creative.co.jp
北朝鮮をめぐるアメリカの詭弁作戦
2004-06-11
田中宇の国際ニュース解説 2004年6月11日
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★北朝鮮をめぐるアメリカの詭弁作戦
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