尾張さんからの投稿、拝見しました。
少し意見を付け加えたいと思います。
10日に私が投稿したのは、ずるずると共産党が衰退し、底辺の庶民の味方であるはずの党議員がゼロになる前に、何らかのアクションを起こす必要があると切に思っていたからです。党の影響力が小さくなると言うことは、弱い者から犠牲にされるプロセスが進むということだと思っています。
現在の党の方針なり、決定について「このままじゃ参院選は選挙区はもちろん、比例でも○○人の当選もむずかしいだろう」といった形で批判する方は、このサイトの投稿を読んでいるだけでもたくさんいらっしゃいますね。党の選挙での惨敗は思った通りの結果だった、と皮肉に批評する方も多数おられます。
そのような意見の方は(党を支持したうえでおっしゃる方は)、党の衰退は残念だけど、衆議院が一桁になったことにより党の自浄作用が働き、党中央が少しでも良い方向に変化するきっかけになることを期待したのではないか、と推測します。
党を支持する国民がどんどん離れて行っているという事実。党幹部が、将来を悲観するしかない「貧しき人々の群れ」の生命を第一に考えているのなら、党のメンツを保つことより、いま目の前にある敗北・不信任という事実を、そこに至った原因・過程を直視し、分析するという作業を一心不乱に行っていたはずです。
失敗や敗北は、一回くらいなら、選挙も人間がやることですから仕方ないと思います。しかし、その後の反省なり振り返りなりが、何度も行われてきた選挙で適切に行われていなかった、敗戦をしっかり分析する作業を怠ってきたということが何より許せないのです。
そして、この参議院選挙も、衆院選と同じような構えで公示日を迎えようとしています。
私も尾張さん同様、この選挙では自公を追いつめなければいけないと思っています。憲法・自衛隊の役割の変質など争点は目白押しです。この国の行方の分岐点です。
選挙を武器にして今の政権の暴走を食い止めなくてはいけません。
私が提案したのは、党内を混乱させるためではありません。
新たに多くの人が党に共感してもらえるように、良くない体質は変える必要性があると考えたからです。
確かに、提案した時期・タイミングは悪かったかもしれません。いまは自公政権の、また有事関連法の危険性を、集中して世論に向かって叫ぶべき時ですから。
でも、同時並行してこのアクションを起こせないものでしょうか。
支持を訴える側の動機付け、活力を向上させることも大事です。
党から離れた元党員・元支持者が無力感から棄権するよりは、このアクションを通じて党の変革と、比例票の上積みを図れませんか?
編集部のみなさんの論文や、投稿欄にあふれる党に対する嘆きの声。「平時」に党本部の方々は受け止めてくれていたのでしょうか。「選挙」を活用しなくては、問題はまた先送りされるのではないでしょうか。
党の体質を変えるためには、外的要因によるものよりは、党内から今ある財産(党を支える人々や、ネットワーク)を活かしながら変容を促すほうが、党にとっても傷が少なくてすみますし、現実的であると考えたからです。
党の中から変革していくためには、さざ波通信のような党内部に近い圧力団体があってもいいと思います。
個人が党本部に意見を出しても、なかなかとりあってもらえません。もし、その意見が他の人と共有できるならば、やはり「団結」したほうが実現の可能性は高くなりますね。 党へ意見を具申する際も、票の裏付けがあればなお有効でしょう。意見や提案をさざなみが束ねて党に訴えれば、その価値の重みが増します。この投稿欄が討議・議論の場の役割を果たし、党に請願・実現の要求にまでもっていければ、一般市民の声がより共産党へ届きやすくなることになりませんか?
さざ波に共感する共産党支持者が、このアクションに賛同されても比例部分は減りませんから、自公政権を利する行為にはならないと思います。
党支持者が党にどのような「質」を求めているのか、民意を確かめられることは、長い目でみれば党にとっても、そしてフィードバックされて国民にとっても有益なものになると思います。