6・12のさつき氏の発言に関連しますが、大歩危氏への私の発言に不適切な部分があったことは反省し、お詫びします。
次の点についてお尋ねします。
1.破壊されて微粉末になり表面積が増加しても、放射線強度が強まることはないので、・・・外部被爆に変化ありません。
ここでいう放射線強度とは何のことでしょうか? 表面積が増加してもその強度が一定であることを、素人にもわかるように説明してください。ちなみに、さつき氏は6/2の発言で、さいころ大のU238の出す放射線(時間当たりベータ線の数)が、安易に安全と言い切れるものではないことを指摘されています。これはよく理解できました(なぜベータ線なのかは別にして)。
私はさつき氏の説明で、微粉末になると体積当たりの表面積が増すので放射性物質自身が持つ遮蔽効果が弱められると理解したのですが。
2.仮に多量の微粒子を吸収した場合・・・健康被害について懸念しているのです。
健康被害の可能性を仮にでも懸念するのであれば、使用中止を求めるのが筋ではありませんか? 私が捩れていると感じるのはこの点です。それでも中止を求めないのなら、使用することによって人道上どのような利益が得られるのか説明してください。
3.しかし内部被爆は、・・・長崎・広島と比較すれば何万分の1どころか何億・何兆分の1という値になると思います。
劣化ウラン弾は標的にあたると衝撃と摩擦熱により30%から70%がエアロゾル化するとされています。イラクで300トンの劣化ウラン弾が使われたとすると、100から200トンが微粉末としてばら撒かれたことになります。それも一様にではなく、ある狭い範囲に集中して行われているはずです。気象条件によっては、一時的にせよこれらが集積する可能性も否定できないのではないでしょうか? どの地域でも、また何時でも、何兆分の1と言える根拠は一体何によるのでしょうか? また、広島・長崎の何が何分の一であれば安全と言い切れるのですか? もし計算されたのなら、計算方法と計算条件等も教えてください。
劣化ウラン弾による内部被曝の危険性については、多くの研究者が指摘しています。あなたは「米国の研究所等」の「そのような大量の微粒子を吸入することは不可能である」に確信をもっているのですか? この報告の前提にはいくつも仮定があり、その仮定に疑問を投げかける研究者もいるようですが、臍曲がりを自認されるあなたが、なぜ政府機関の発表にはそんなに素直なのか、それが不思議でなりません。