初めて投稿します。
私は日頃共産党を応援し、職場にもまじめな党員の方が何人かいます。共産党があまり伸びないのは不思議と思っていたのですが今回少し分かった気がします。
私はこの4月より金銭的な事情から一般紙の購読を止め、赤旗1本にしました。その結果自分自身に以下の結果を生じました。
①「今選挙で共産党は、躍進しなくても票数・票率ともにかなり伸びる」と思い込むようになっていた。
②終盤に成るにつれて自民党批判よりも公明・民主批判の比重が増し、最後にはおきまりの「戦前戦後一貫して正義を貫いた党」が出てきて「わが党だけが正しい」唯我独尊性に嫌気を感じるようになっていた。
また、選挙後の党発表は「党は正しかったが、2大政党制の流れが作られ、党の声が有権者の末端まで浸透しなかった」というものです。つまり党の正しさには問題は無く、敗北の原因を『複雑で困難な条件』のせいにしている。この観点を進めれば「党の正しさを理解しなかった有権者の無知」が終局原因で「宣伝・広報活動の不足」という結論しか出てこないと思います。これでは総括とは言えません。『複雑で困難な条件』はいつの時代にも生じるものです。
そもそも「敗北」という認識すら無いように見えますし、「敗北とは認めたくないから認めない」ようにも見えます。
さらに残念なのは、赤旗に選挙後の総括論議がほとんど無いことです。党員の方々は既に選挙のことは忘れ日々の活動に戻ってしまったのでしょうか? 本来なら今頃、赤旗紙上では、選挙をめぐって党員や読者の投稿や一口発言で喧々諤々の論議で満たされているのが普通だと思います。
そうしたことがやられないと、共産党はこれ以上は伸びないと思います。また、残念なのは、年初からワールドピースナウ等の市民団体が共産党や社民党に呼びかけて会合を持ち、選挙共闘、統一候補を模索したにもかかわらず、両党は「党是」を理由に断ったことです。
今の日本で平和勢力・護憲勢力の共闘なくして、政治状況を変えられるとでも思っているのでしょうか?