横から失礼しますが、有島さん、あなたの投稿は説明不足でよく理解できない
ところが多いので質問します。
国交正常化交渉の課題「拉致」「核」「過去の清算」は理解できるが、これらの問
題を具体的に考えると、「拉致」に関しては被害者の現状復帰、速やかな帰国と民事
上の損害賠償。「核」に関しては、北東アジアの平和と安定(国際関係)の維持のた
めの速やかな廃棄と情報公開。ここまでは、理解するが「過去の清算」はどのような
形態をとるべきと考えるのか。具体的な一案としては、小泉首相の謝罪の言葉という
案、日韓条約と同様な条約が思いつくが、それでいいのだろうか?
拉致は、独裁政権のせいで起こったことでは無い、日朝間に問題があったから拉致 問題が起こったと主張するが、具体的にどういうことか?韓国でも同様な拉致問題が あり、又その他の国の人間も同様に拉致されている。これらを包括して説明できる理 論があるのかどうか。これらの説明には、何故「拉致」犯罪が起こったかの説明も必 要と考えるが、以前にも質問したつもりだが回答が無かったので、併せてご教授願え ればさいわいです。
規模から言っても、時系列からいっても、因果関係から言っても、日本人が清算し なければならない過去の重さは、拉致とは比較にならない。
と、比較しているが、何故、「過去の清算」問題がわざわざ比較され、重軽が論じ
られなくてはならないのか? どちらも、大事な問題だというスタンスでは何故駄目
なのか。
又、在日差別の問題に言及されており、「過去の清算」が終了すれば差別の問題が
解消されるような文脈だが、私は差別の問題はそんな簡単に解決するような問題では
無いと考える。有島さんが、「過去の清算」さえ済めば解決すると考える根拠は何か?
特に、差別問題については、{現に起きている在日朝鮮人に対する嫌がらせ}と表
現されているが、具体的な事例・統計資料を提示できるのかどうか。近似例として、
部落差別に関してはこの20年で随分改善した、という部落民に対するアンケート調
査結果が存在する。私個人の印象からしても、当然の調査結果だと考える。この掲示
板でも、ことさら差別の存在を表現する意見を散見するが、確実に改善されているも
のと考える。何故なら、20年前より差別問題が改善していないのならば、過去20
年間の人権活動は全く無意味だったということになるからである。そうならば、論理
的には、差別解消運動を行っても差別は一切無くなる方向には向かないという極めて
ペシミステックな結論になるからである。
そんなことは、非論理的な話である。いつも、鏡として見ているアメリカの黒人差
別を考えても、暴動の60年代を経て、現在では現職の閣僚やゴルフ・テニス選手ま
で輩出するように改善された。時代は変化していると考える。民主党の白氏やユンソ
ナに時代の軽やかさを感じるのは僕だけか?