本田さん、始めまして。あなたの意見を、追認します。察するところ、同世代
だと思いますが、小生高校生時、落研所属の為、大学時にあなたと同様に元八鹿高校
生と話し、ともかく恐かったという感想を聞いています。あなたと違うのは、そうだっ
ただろうな、という感想を抱いた点です。友人に、解放同盟員もいましたので、彼ら
の団交がどのようなものか了解していましたので。
しかし、これらを聞くに付け、党の中できちんと教育・情報の伝達ができているの
か不思議な感じがします。最近でも、解放同盟と共同すべきという意見や大阪で解放
同盟批判を行ったが選挙に負けたという意見など、両極端の意見が党員と思しき方か
ら投稿されています。そもそも、解放同盟の政治的バックは社会党極左及び自民党で
あり、その暴力的対応を不正常活動として、正常化連、後の全解連を共産党主導で結
成した経緯があるはずです。(この掲示板でも、社会党極左崩れの人が、行き場を失っ
て発言しているような印象があるのですが・・・・)
勿論、実際の部落の人にとっては支持政党などどうでも良く、自らの権益のみが目
的なのは当然のことです。私にとっても、差別ある社会は自らが生活していくのに、
良い社会では無いと考え活動したのも当然のことです。
従って、当時の落研には実際の部落の人間は所属していなかったように思います。
当然、確かめもしなかったですが。何故かと言えば、説明に困りますが、当時の美的
感覚ではそうだったというしか無いですね。(ちなみに当時、私が興味を持ったテー
マは黒人問題です。当時から疑問だったのですが、差別問題を扱うのに何故部落に限
定して思考するのか、対象を広げなければ理性的なスタンスなど獲得できないと思い
ます)だから、八鹿高校で部落民の所属しない落研に対し、第2組合みたいな格好で
クラブを作ったなら、当時の教員・生徒会が反発したのは当然でしょう。そういう、
空気だったのですから。その結果、暴力行使に及んだのは、教育機関への干渉であり
解放同盟の規定路線だったと思います。
しかし、この掲示板一部に思うことですが、マルクス主義者の筈なのに、何故、社
会的マイノリティ=非差別者=労働者階級という短絡的発想の投稿が多いのでしょう。
部落、黒人、在日差別などに関して、彼ら全員が労働者階級では無いということは、
当然のことです。私自身の実感からは、今まで接触のあったマイノリティのうち30%
が私より経済的に恵まれておらず、残り70%は私より経済的に恵まれているという
のが実感です。世間的にも、この程度の感覚では無いですか。又、解同や総連が暴力
行使を躊躇わないことは実感として理解しています。
だから差別温存といっている訳では無いですよ。差別無き社会を築く為には、すべ
ての情報公開が必要なのです。実際に、既得権益集団に堕落してしまっている組織の
現状を明らかにして改善しなければ、真面目に生活している多くのマイノリティの人々
に泥を塗ることになると警告しているのです。古くさい二元論では、現実世界は納得
してくれません。