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一般投稿欄

あのヒットラ-だって”選挙”で政権を取った!!&ペンは、剣よりも強し?

2004/07/06 フィカス

  今日は、フィカスです。
 前回投稿で、選挙を署名行為(全国一斉の有権者による)と思っていると書いたが、もっと、重要な、意味があるように思った。

 確かに、どう屁理屈こねようが、小泉らの権力者は、明らかに最高の法たる憲法すら破っている。
 このような者達に、法のもとでの政治を守るつもりがあるだろうか?と。

 でも一方で今回だけは、余計に「投票に行けよ」て心がささやくんだ。
 それで、考えてみたんだ。

 さて、ムッソリ-ニは、1922年「ロ-マ進軍」という武力により法を無視して政権を掌握した。(1921年ムッソリ-ニの国家ファシスト党は、535議席中35議席だった)
 ヒットラ-は、1933年選挙で政権をとった。
 ---もちろん「ロ-マ進軍」をまねたミュンヘンでのクーデタの失敗という理由もあるが

 さて、今回、小泉らの権力者が、選挙で多数を取るとは、どういうことだろう?

 例えば、戦国時代でも、戦国大名が、他国を攻めるとき、より多くの地侍を戦争に駆り出すため朝廷に寄付したり、脅したりしてでも「天皇の詔(みことのり)」をもらおうとする。

 やくざの戦争だって、身内を固め、他の組への説得のために、潰したいと思う組に鉄砲玉を送る。

 つまり、選挙の信任は、小泉が行う戦争政策に「国民が、信任した」という最大の大義名分をあたえることになると思う。
 ---それにより、反戦勢力の勢いを削ぎ、国民を戦争に駆り出す!

 だから、今回、小泉に「自分は、国民に、信任された」という最大の大儀名分・お墨付きを、与えてはならない。
 だから、私は、政権与党不信任の投票に行く。

 さて、一方の戦犯アメリカの権力者ブシュは、どうだろう?
 やはり、国民をよりスム-ズに戦争に駆り出すため大義名分を得ようとした。
 執拗に、有りもしない大量破壊兵器を捜したり、国民、兵士に、「9.11」に反撃せよ!と、恐怖と怒りをかき立てた。
 ----自らの本音を、誤魔化して。
(本音は、石油メジャ-と死の商人そして自分たちの金儲け)
(殺人鬼シゃロン率いるイスラエル国家の擁護)

 もちろん、今回彼は、多くの反対運動を押し切って、強引にイラクを侵略した。
 だがどうだ、この戦争は、大義名分なきゆえ(誤魔化しがうまく行かず)狂気を「理性」といいくるめることもできず、鬼畜にも劣る米軍は、敗退しようとしている。
 ---兵士の脱走、厭戦気分の蔓延、モラルハザ-ド、死者・負傷者続出
 ---もちろん主要には、罪無き親・子、親類・隣人を殺されたイラクの人々の切ないばかりのレジスタンスによる。

 ところで、その本家アメリカで、すごいことが、起き始めている。
 一般大衆は、もとより、剣を持つ人間まで変えている。(剣は、人間がもって、はじめて剣になる)

一部抜粋

【メリーランド州】
フレデリック
「両親と一緒に見てきました。
母はいま国土安全保障省勤務、父はベトナムで2期の兵役をつとめた陸軍退役軍人です。
3人ともあなたの映画に深い感慨を抱きました。
わたしは前からあなたのファンで、今度の映画も楽しみに待っていました (『スパイダーマン2』なんてお呼びじゃない、あなたの作品がこの夏必見の映画です)。
右派の攻撃は間違っています。
劇場にいたのはサヨクがかったおバカさんたちじゃありません。
家族づれや、カップルなど、あらゆる年齢層のアメリカ人 (徴兵制が復活すればその対象になる若者から、歩行器のお世話になっているお年寄りまで) がいました。
映画が終わると、このアメリカの縮図ともいうべき人たちが心からの拍手をあなたに送っていたのです。
劇場から出るとき、父がいったことをお話しします。
父は先週、ナショナル・モールで大学生から、 現大統領の辞任をもとめる署名をしてほしいと声をかけられたのです。
そのときはなんだか無礼な感じがして断わったけれど、 いまは署名する気になっているというのです。

【バージニア州】

アーリントン
「医者として、海軍軍医として、公務員として、あなたの映画に拍手を送ります。
あの映画は泣けました、笑えました、腹が立ちました
……悲しいことですが、もし現職大統領が再選されたら、わたしは世間から高く評価されている公職から退くつもりです
……現政権に対外関係でこの国を代表させるのは危険すぎます
……あなたに拍手を送ります、マイク。
この4年近くのあいだにわたしが知ったことを公にしてくれたあなたに、神の祝福がありますよう」

 サンバーナディーノでは、ある建築設計事務所が午後の勤務を休みにし、『華氏911』のチケットを渡して映画を見にいくよう勧めた

【ネブラスカ州】
 オマハ・メソジスト教会から大人数のグループが映画を見にいき、そのあとで食事、コーヒー、討論の集まりを持つ。

http://www.michaelmoorejapan.com/
マイケル・ムーア日本サイト

 権力者による、あらゆる妨害を打ち破り上映されたマイケル・ムーアの映画
 ---『華氏911』だ。
 ---もちろんもし、妨害ゆえに上映が、中止になっていたら上にあげた出来事も無かっただろう。

 まさに、「ペンは、剣よりも強し」

 さて、マイケル・ムーアは、著書「おい、ブッシュ、世界を返せ!」ではじめに、こう言っている。

レイチェル・コリ-に捧ぐ
  彼女の勇気がぼくにあるなら
    彼女の死をむだにはすまい

本書訳注
レイチェル・コリ- パレスチナでイスラエル軍のブルドザ-に轢き殺された平和運動家

 勇気あるものの死を本当の意味で、弔っている。
 心優しきマイケル・ムーアの勇気と不屈の努力に拍手。

 レイチェル・コリ-の事件について、未読でしたら下記のものを読んでください。

レイチェル・コリー殺害に関する声明
IMS(国際連帯運動) フーウェイダ・アラーフ
2003年3月16日
http://www.onweb.to/palestine/siryo/rachelism.html