貴殿は「私の6/26の質問に答えていない」と言われる。白か黒かの二択がお好 きなようですが、あまり単純なのも困ります。
もう一度整理します。不破インタビュ-の中身は.....
「①核問題を平和的な交渉で解決する。
②拉致問題を全面的に解決すること。
③日本が“過去の遺産”を清算すること。
解決すべきこの三つの問題がある。その全体を考えて対応すること が大事。個別 の問題だけにつっこむというやり方では、必ず障害に ぶつかって、個別の問題の解 決もうまく進まなくなる」
これを基本的に支持します。「どっちが先であるべきと言うつもりがない」とは、 「全体を考えて対応すること」と基本は同じことです。どちらかを先であるべきとい う「べき論」はとらないという事です。
では、三つの問題が解決していく「前提は何か?」 つまり、解決 していくに必 要な「入り口」は何か?
①北が核の放棄を明確にすること。
②「拉致」の全面情報公開。
③国交回復し、話し合いの舞台をつくること。
「三つの問題の全体を考えて対応すること」が必要で、現状は、解 決のための前 提整理段階といえる。この中で「拉致」を見てみる。
最大のネックは情報の非公開。あるいは、デタラメ捏造情報の小出しレベル。納得 いく情報が公開されない限り、前提が整理されず、次にいけない。他の「二課題」の 解決の足を引っ張る。今はこういう局面で、引き続き厳しい局面にあると認識してい る。ノ-天気に、平壌宣言万歳とは行かないのである。