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やっぱり、例の集票マシーンが動き出した

2004/07/07 原 仙作

 ついにあの公明の集票マシーンが動き出した!
 選挙情勢は明白です。ご存じのとおり、国民が与党連合に批判を集中し、自民を窮 地に立たせています。
 苦戦の自民は1人区を中心に10選挙区で公明に支援を要請しました。岩手、山形、 滋賀、奈良、山口、佐賀、長崎、宮崎(以上1人区)、2人区は群馬、静岡の選挙区 です。仮にこれらの選挙区で自民が全敗すれば、40台の前半となり、小鼠の首が危 なくなります。

   選挙情勢を逆転させるわけにはいきません。
 これらの選挙区で自民を負かさないことには年金改悪、イラク派兵への「お灸」を すえられないどころか、改憲へ向けて突っ走られることは明らかです。
 しかし、残念なことに、これらの選挙区では共産党が自民から議席をもぎ取ること はできません。従って、考えられることは次善策。共産票がどのように動けば自民に 「お灸」をすえられるかは明らかだと思います。

 ところが、共産党中央は軌道修正するつもりはないようで、これらの選挙区の共産 票をまたもや「死票の冷凍庫」に貯蔵するようです。しかし、ここまで事態が煮詰まっ てくると、もはや、「死票の冷凍庫」ではなく、「隠れ自民票」というほかありませ ん。これらの選挙区での共産党の選挙対策は、事実上、反自民票を自民票へ転換する 「変換器」の役割を果たしています。

 これらの選挙区で自民の議席を奪える候補なら誰でもけっこう! 「隠れ自民票」 にするより百倍もマシです。
 運転手が集票マシーンを動かすつもりがないのなら、一人一人がマイコン付き全自 動集票マシーンとなって小鼠に一泡ふかせ、日曜の夜はビールで完敗じゃなかった、 乾杯しよう。