この文章を読んで感じたことを述べます。ことわっておきますが批判ではあり ません、あくまでも感想です。個人が自分の信条についてどう考えていようと、それ は自由なのですから。
>みんなが幸せになれるように」みたいなふやけたことを言っている場合ではありま せん。「幸せとは、権力者と同じ事を叫び、自分の子供を元気で戦場に送り出すこ と」と定義されるような時代が、目の前にきている。これを「そんな、バカな」と笑 える人を説得するほど、私は気が長くありません。もしもそれを現実のものと感じる 想像力と、歴史的文脈で現在の政治を見る眼を持っている人なら、「のんきな希望を 語っている時ではない」と痛感しているでしょう。その切実な気持ちを、内部の人も 外部で関心を寄せている人も、共有すべきだと思います。
?政治や政党について話をするとき、お茶でも飲みながら”のんびりと”話をするこ とは悪いと思いません。現状よりも一歩でも改善していくことが必要であり、あせっ て行動していては足元がくずれます。
>私は自分の信念を曲げたくなかったから、他人の人生を左右するようなこともした くありませんでした。だから、人の人生を変えさせるような「指導」を散々した末に 運動から離れて、ある日突然マイホーム主義のパパの顔を見せるような、そんな「指 導者」と同じようなことは絶対にしたくないと思い、指導的な立場に立つことを避け ました。
?政治信条の変質は裏切り者ではないと思います。東ヨ-ロッパやソビエト崩壊など の歴史的な変化の経験や学生から社会人への生活の変化など、人は経験によって考え 方も変わってもいいと思います。その時期、社会変革の使命に燃えて活動することは すばらしいことであり、その後思うことがありマイホ-ム主義パパになっても私は批 判はしません。
むしろ活動や組合にばかり一生懸命で、家族を振り返らなかったり、女はだまって いろなどと言っている人のほうがおかしい。
>私は、あれほど急激にバタバタっと崩れるとは夢にも思わなかったけど、ソ連・東 欧圏がそのまま続くはずは無いと思い、破局を予想していたのです。
?私は、旧東欧やソ連がそんなに悪い状況とはまったく思っていませんでした。ゴル パチョフが党改革をして共産党を再生させるだろうと思っていました。あなたはソ連 に住んだことがあるのですか。後付の予想なら誰でもできます。