憲法9条護憲派のある共産党議員から、参議院議員選挙について「議席が減っ
た分、2倍以上がんばる」旨のメールをいただきました。しかし、何をどう頑張るの
か、まったくわかりません。
私は昨年の総選挙と本年の参議院選挙結果をリアルに見て、護憲派連合(仮称)と
いう会派という、統一会派を形成するべき、と考えます、もし2倍がんばるなら、日
常妙にぶつかりあいの多い、共産党と社民党や民主党内護憲派、今回無所属で当選し
た護憲派が大同団結するために2倍以上頑張るべきである、というわけです。
本年7月11日の参議院議員選挙では、共産党4議席、社民党2議席、両党推薦候補1
議席当、参議院(全247議席)では共産党9議席、社民党5議席、両党推薦1議席で
す。衆議院(全500議席)においては、昨年11月の選挙で共産党9議席、社民党6議
席、両党推薦議席0であります。国会法では、議員議案提出権が、予算を伴わないも
のでは、衆議院では20議席以上、参議院では10議席以上です。予算を伴うものでは、
衆議院で50議席以上、参議院で 20議席以上です。つまり、審議される法案に影響力
を示すには、統一会派であることが大変有利なのです。
私の注目する「9条の会」が効果を発揮するためには、議会の舞台で、9条の保持
活用の立場の議員を少しでも増やし、かつ、連携して活動すること、これが、議会制
民主主義を全体とした国政改革の活動ではないか、と考えます。