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一般投稿欄

時代の変遷と、動力の変遷

2004/08/23 ロム3

 私は、資本論の1,2巻をかじっただけの人間です。その上での感想ですが、「何だ。これって、19世紀の赤旗じゃないか」と、思いました。

 当時の労働者が如何に初期資本主義の中で痛みつけられているかが比較的グローバルな視点で克明に描かれていると思います。手工業から、機械工業へ、徒弟制度から分業へ、労働者の経験が役に立たなくなるあらあらしい時代の変化であったと思います。

 経済の大津波の中で足下をすくわれた労働者たちがアップアップと、もがいている姿をマルクスは放置しておけなくて立ち上がったのだと思います。

 しかし、津波はいったん引いてしまうと、あとは廃墟の中から又、草もめばえ、家も建ち、新たな秩序も芽生えて来ます。

 ひるがえって現在の日本は、IT化、グローバル化という、経済の第二の津波の襲来がおさまりかけているところかと思います。或いは第二の津波の第二波、第三波がまだまだつぎつぎとこれから押し寄せてくるのかもしれませんが。

 思うに経済の大きな変動は、エネルギーによって起きると思います。薪から石炭へ、石炭から石油へ、石油から電力へ、今のところ電力の先は思いあたりませんが。電力を作る方法は、変わってきています。化石燃料から原子力、原子力から自然力(風力、太陽光、地熱、波動、酸素など)。

 化石燃料も原子力も地球を破壊に導く危険性を持っていますので、自然力の方向に人智の限りを尽くして持って行かざるを得ない。自然力の中で最も有望なのは酸素だと思います。酸素を征する者が。世界を征するという時代がいずれくると思います。

 石油、原子力は、多くアメリカが牛耳ってきました。故にアメリカの覇権が成立していると思います。酸素は、全世界普遍的に存在するものだから、一国が牛耳るということは出来なくなると思います。
 自然力のエネルギー革命が起きれば、覇権という存在もなくなるのではないかと思います。

 酸素を太陽光でつくるとしたら、アフリカが脚光を浴びる時代がくるかも。アフリカの太陽光で酸素を作り、全世界に輸出するようになれば、少しは今より平和な世界が見えてくるかもと思ったりしています。

訂正

2004/08/25 ロム3

 8月23日拙稿、「時代の変遷と動力の変遷」の中で、未来の燃料について、水素と書くべき所を酸素と書いてしまいました。聡明な読者のかたがたは、もしかしたら、読み替えて読んで下さったかとおもいますが、訂正させていただきます。

 私が末端党員のことを批判したせいか、党員欄の投稿がなく心配しています。

 悩みながらも党員を続けていらっしゃる方に申し訳わけなかったかなと思っています。また、悩まないでも党員を続けていられる方は、 悩まなくてもいい方法を開陳していただきたいものだと思います。