バレーやサッカーの赤旗の報道には、ネットでも顰蹙というより、嘲笑 されていますが、逆にいうと、共産党の人って、スポーツに全く関心が ないのではないかと、疑っています。
組織率90パーセントの労働組合の存在をご存知ですか?労組:プロ野球 選手会です。選手会の主張、1次リーグ反対、合併反対は、小学5年生の 子供でも知っています。で、この労組が組合活動をするにあたり、 相談に行った先は、共産党でも社民党でもなく、民主党系の連合でしたね。 プロ野球選手が、「収入が激減する国会議員になる為に、民主党から出る」っていう 事はないかもしれませんが、「応援」という形が、将来「絶対にない」という事は考 えられなくもありません。
今、オリンピックで、日本のメダルが躍進で、「日本の国威掲揚になるから 」共産党の人は、面白くないかもしれません。WEBで見るかぎり、赤旗の記者は、面 白くないみたいですね。
でも、今のオリンピックの盛況は、日本国の介入、古い競技団体の選手への政治的
な介入が、衰退した反動です。赤字財政で、税金による、スポーツ振興資金が減少。
政治家が提唱したサッカーくじは売れ行き不振で、スポーツ振興資金が賄えない。選
手や競技団体に対して、口もだせないけど、金も出せない。口が出せないのはいいけ
ど、お金がないのは困る。
では、どうするか?
選手の肖像権ビジネスを認め、選手が金を集める仕組みを作る。
競技団体の政治的干渉を避ける為に、公明正大な選手選考方法を公表する。
スポーツに関心のない共産党の人でも競泳の千葉すず問題や、マラソンの有森プロ
宣言、高橋尚子のプロ宣言や選考問題のバタバタを、見たり聞いた事があるかと思い
ます。これらは、選手個人の権利、「労働者の権利を、競技団体や国に認めさせる」
という運動の経過で、現在のオリンピックの躍進は、先輩の活躍が励みになった後輩
の活動の成果です。
シドニーでの金メダリストの社会的経済的成功が、今の選手達の糧に
なっています。
今のオリンピックは、日本国の国威掲揚の場ではなくて、日本国や 競技団体の思惑とは関係ない自分達の権利を掴んだ事を誇りに思う祭典 になっています・・・でも多分、共産党の人は、アマチュアスポーツ選手が 労働者っていう認識もないんでしょうけど。
共産党や社民党の方が、コップの中での争いをしている頃。
旧来の労働者の概念、旧来の市民運動の勢力争いにとらわれている頃。
世の中は、共産党的、社民党的な問題解決を探り、共産社民の介入を
受ける事なく、事態がすすんでいます。
スポーツに限らず、共産党は、必要とされる人たちを探して、 アプローチをする事はあるんでしょうか?このままでは高齢化による 自然死で、共産党は消滅してしまうのではないかと思います。