広島市在住の非党員です。
「原水禁の分裂大会」の言葉を聞いて、党員、非党員の方は、どのような、イメージを
もたれるでしょうか?
「同じ日に別々の会場で、各々の支持者を集めてする大会」というイメージでしょうね。
統一大会をすれば、二つの勢力が合わさって、強力な運動になるのに。というイメージ
でしょうか。でも実態はというと。。。
原水禁、原水協のHPを開いて、原水禁世界大会の開催地及び、開催時間を見てみます。
原水協
8月4日(水)
開会総会 14:00~16:30 広島県立総合体育館
http://www.antiatom.org/taikai/0611gaiyo.htm
原水禁
4日(水) 17:20-19:00 被爆59周年原水爆禁止世界大会
開会総会 グリーンアリーナ(県立体育館)大アリーナ
http://www.gensuikin.org/59/59nittei.htm
広島県立総合体育館も、県立体育館も同じ場所です。収容人員を考えると、同じ部屋です。
http://www.sports.pref.hiroshima.jp/main/shisetu/index.html
同じ日、同じ場所の同じ部屋で、看板だけかけかえ、世界大会をやっています。
広島の中国新聞、特集記事によると
>秋葉忠利広島市長は四日、日本原水協系、原水禁国民会議系がそれぞれ開いた、原水爆禁止世界大会広島大会の開会総会でほぼ同じあいさつをした。会場はともに広島市中区の県立総合体育館。原水協の総会が終了すると「いま、核兵器の廃絶を」と書いたステージ上の看板が、「核も戦争もない平和な21世紀に!」と記された原水禁の看板に入れ替わり、一時間足らずで原水禁の総会が始まった。参加者たちは同じ場所で「別々に」平和運動家や被爆者の訴えに耳を傾けた。
いまや、原水禁世界大会は「お笑い会場」です。
老人たちの、共産社民系の意地の張り合いというお笑いです。
中国新聞の記事は抑え目ですが、記者の冷ややかな目が、行間に滲み出ています。
統一したら平和運動が強くなる。分裂した被爆者が統一行動ができる。というのは「当たり前」の姿です。今の分裂状態、意地の張り合いは、顰蹙を通りこして、市民から嘲笑、冷笑を浴びている事を、この分裂状態を支持している人は、一歩離れて考えてみてください。
同じ日本語を話し、同じ民族、同じ日本人による運動でさえ、分裂状態なのに、何故、世界の核兵器を廃絶できると信じているのか、私には謎です。
広島県での選挙は、共産社民が決して強くなくむしろ保守系が強いのは、このような共産社民系の日々の「お笑い」の積み重ねが投票権をもつ人の顰蹙をかっている事をボツボツきがついてもいい頃だと思うんです。
被爆者や市民の目を考えない、共産系社民系の動員合戦に、市民や地元メデイアから顰蹙を買うという「成果」以外、何を得られるのでしょうか?
さざ波通信の参加者は、日本共産党の直接指示下にない、自由な意思で、共産党について考える人たちだと、聞いています。「共産党を変えろ」「反核運動の方針を変えろ」というのは、さざ波通信の参加者でも無理だと思います。
でも、「反核運動に参加しない」という消極的行動は、できると思います。
風邪をひいた、子供が風邪、仕事が忙しい、お盆だ、親戚が遊びに来る、赤旗の拡販、党員の勧誘活動…などなど。党の指導部が納得できる「言い訳」があるでしょう。
社民党との陣取り合戦が面白い。市民やメデイアの目なんか関係ないよ。
党の支持だから仕方がないよ。って方に何を言っても無駄だと思います。
自分の意思で、被爆者が、広島市民が、地元メデイアが、共産社民系活動家をどう見ているか。原爆症の後遺症に苦しみながら日々の生活を送る、寿命が尽きようとしている高齢の被爆者達に、自分達の若さの特権(少なくとも被爆者よりは若い)で、コップの中の争いを強要する現在の分裂状況を冷静に考えて見てください。被爆者の苦しみ悩みは、被爆者の家族、友人、地域の人が見守っています。被爆者が、共産社民系の活動家に義理立てて分裂状態を支持しても、被爆者の家族、友人、地域の人は、共産社民系の活動家を支持するでしょうか?