私は、マルクスさんをよく知らないのだけれど、資本主義の黎明期 に資本主義をつぶそうとしたのは、マルクスさんってよほどせっかちな人だったのだろうか?
それとも、マルクスさんの学説を後世の人が読み間違えて資本主義をつぶそうと思ったのだろうか?
人類の発展段階の一つである資本主義を若木を裂くようにして、無理やりつぶそうとした結果のひずみが今、世界中にあらわれている。
要するに自然に逆らうとどういう結果になるかといういい見本だと 思う。
わが日本共産党は、まだマルクス・レーニン主義を捨ててはいないようだ。捨てたような、捨てないようなあいまいな態度を取るために 「生産手段の社会化」という、わけのわからぬ綱領をつくりあげた。
日本共産党が最近の二つの国政選挙で大敗したのは、あの綱領改定が一番響いていると思う。綱領改定に期待を抱いていたマスコミが いっせいに引いてしまった感じがした。
私自身は、綱領改定を境にして、赤旗を取るのをやめにした。そして、そのお金で長年の念願だった日本経済新聞を取ることができるようになった。それまで、赤旗の集金活動も手伝っていたがそれも同時にやめにした。
投票だけはしているけどそれはまだ日本共産党に一縷の望みを託しているからだ。日本共産党を批判する人々の中にも、日本共産党に
期待する人は多い。「無くてはならない政党だ」という言葉をよく
耳にする。
ただし、官僚主義を捨てて、民主主義に衣替えをすることを望んでいる。
「マルクス・レーニン教」から、弁証法的唯物論の「哲学の党」に 変身しない限り官僚主義はなくならないと思う。
ところで、「弁証法的唯物論」は、マルクスの説なのか、エンゲルスの説なのか、エンゲルスが確立した哲学だと最近聞いたことがあるけど。マルクス・エンゲルスにくわしい方、教えてくださいませんか。
二大政党のせいで、選挙に負けたというけれど、なんで、日本共産党は、その二大政党の一つにならないのだろう。自ら大政党になることを拒んで、小政党ないしは、消滅の道を歩んでいるように私には思えてならない。