一生懸命マイナスの方向に努力する人がいるんですよねー。
私自身もそういう経験をいっぱい持っています。
マイナス方向と気づかずに努力している時と、うすうす気づいていても、意地で継続している時とがあります。
気づいていても意地で努力するのは始末が悪いです。
20世紀の社会主義は、意地でマイナス方向に努力していた部分が多いと思います。解っていても行き着くところまで行かないとやめられないのかもしれません。正に北朝鮮などは、行き着くところというか落しどころを関係国がまさぐっているのでしょうが中国の社会主義がなんとかなるまでどうにもしょうがないのではと思います。
日本共産党内の官僚主義も、止めるに止められなくて続けているのかも知れません。と、すると、党が消滅するまでは続けられる事になるのでしょう。と、すると、早く、党が消滅する方向に努力することが、党の再生のため、支持者のため、社会のためになるかも知れません。
20年ほど前でしょうか。私は、毎日ビラ配りに追われていました。一日に2,3種類のビラが降りてくるのです。毎日他党の批判文です。それも全く読みにくい言葉と、ビッシリ詰まった活字で埋まっています。配るのも気が引けるのですが、しかたありません。手渡しすると、「ロキードはもういいよ。早く景気をよくしてくれよ」とか言われたりしました。
階段を上ったり、下りたり、本当につらいビラ配りを朝・夕毎日 続けていました。会社に行って仕事の合間にうとうとするのが、唯 一のやすらぎで、なんで資本主義のほうがやわらかいのだろうと矛盾 を感じました。
顔色は悪い。態度は、つっけんどう、仕事はやらない。それでも 会社は温かだったです。
給料・ボーナス・残業代合わせて年収300万あったかどうか。その中で10万円以上は、共産党の活動のために使っていたと思います。自分の出したカンパでまた、自分を苦しめるビラがドカーンと降りてくる。
銃殺刑に逢う人間が、自分の入る墓穴を掘らされてから、殺されるそんなシーンに似ていると思いました。何かおかしいと思いつつ、その後もずーと同じ活動を続けていたのです。われながら馬鹿者だったと思います。
今でもそういう矛盾のある活動に出会うことは、しょっちゅうあります。でも、今は気づいたら自分だけはその活動からほぼ完全に逃げてしまいます。