正義味方さん、初めまして。
> 金父子の国際的無法行為の数々は、南進という国家戦略の手段なんですね。
南進(半島の赤化統一)を果たすために、国交の有無を問わず、国際的無法行為を数多く働いてきた。但しことごとく失敗を重ねているが。
> 南との経済格差がつくと、いよいよ加速がついた。それと並行的に、内なる「人権弾圧」も強まった。国際的無法行為(拉致)の原因を日朝間の不正常な関係に求めると、本質が見えなくなります。拉致された未帰還の10名が、国際的無法行為の謀略部署に関係するところにいたとなると、並大抵では解決しない。今後、力勝負になる。弱腰外交ではとても奪還できない。
> このあたりを有島さんは全然理解されていない。金政権の戦略的本質は何も変っていない。変ったのは、経済苦境が増し、追い詰められている事。
全くその通りだと思います。
残念ながら党の対応も納得できません。党は、小泉首相が経済制裁カードを事実上放棄したことを容認しました。明らかな無法行為を働く独裁権力に対し、自らの手を縛る約束をして来たのを認めるのは間違いでしょう。もちろん力関係だけに頼って交渉を進めるのは正当性を欠きますが、対話と圧力の両方が揃わなければ、進展しないと考えます。
拉致問題についてはさざ波にも多くの文章があるようですが、私が圧倒されたのは宮地健一さんによるものです。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mike/chosen2.htm
http://www2s.biglobe.ne.jp/~mike/chosen1.htm
これらは質量共に充実しており常々参考にしています。
但し、宮地健一さんの見方に全て賛成するわけではありません。彼は、党が朝鮮労働党と関係改善を図った背景を「当面、完全孤立状態からの脱出作戦として、1998年7月21日以来の、日本共産党・中国共産党・朝鮮労働党という3党による“東アジア版のミニ国際共産主義運動”を再構築するという“壮大な、かつ、時代錯誤的な構想”です。これには、中国共産党側からも、不破哲三にたいする「なんらかの示唆・提案、もしくは、同意」があったと思われます。」と見ています(上のsiteより引用)が、私は異なります。
”構想”は、金正日にはありえますが、不破議長・江沢民には無かったと思います。そこまで時代錯誤ではないでしょう。もっと合理的な理由があったと思います。
不破議長は国民向けに党の存在感をアピールすることを狙った、と言うことが考えられます。前年9月宮本議長(当時)が引退したのでやっと可能になったのではないでしょうか?
江沢民は自民党などの日本の保守勢力を牽制する為の、一種の外交カードとして党に接近したのだと考えます。また、前年11月クラスノヤルスク合意でロシアと日本が接近しそうになったことも動機になるかもしれません。
以上