今年も原水禁大会は分裂開催に終わりました。イラク戦争や憲法9条改悪反対など、原水協と原水禁は統一開催をできる対外的条件があったのに、残念です。このまま分裂開催をくりかえしていたら、原水禁運動も尻すぼみでしょう。
とんびさんからていねいな投稿をいただきました。ありがとうございます。革新統一への熱意を感じます。
私にも方法論があるわけではありません。とりあえず提唱したいのは、イラクへの自衛隊派遣と憲法9条改悪反対のネットワーク結成です。「9条の会」への全国的支持がひろがっています。さらに高遠さんたちを中心とする、イラク人への連帯の動きもひろがっています。
8月1日に、森住卓氏のイラクレポートが、私の住む埼玉県行田市で行われました。こんないなか町なのに、200人もの市民が集まりました。ところが主催者である実行委員会代表は、集会の最後に、原水協への署名を訴えただけだったのです。これには失望でした。こんな機会だからこそ、原水禁運動の統一と、憲法9条と自衛隊派遣に反対する広範なネットワークをよびかけるべきなのです。
何十年も共産党だけで活動している、中高年の党員というのは、この程度のレベルなのです。外からの新しい風にあたったことがないから、統一という言葉の重みを理解できないのでしょう。
まあ、党を批判ばかりしていてもはじまりませんね。
とりあえず私の提案です。
「9条の会」を支援する、都道府県レベルでの連絡組織の結成を求めます。党派をこえた意見交換の場が必要とされています。各地の全国革新懇は、その中心になって活動すべきだと考えます。そのような場があれば、私のようなただの党支持者も、友人を誘って参加しやすくなります。決して党主導の運動ではない、ゆるやかな連絡組織から出発してほしいのです。
各都道府県レベルの運動が、全国的なまとまりになっていく過程で、「護憲派の国会統一会派」という、とんびさんの提案も現実的なものとなっていくように思います。