私の思う理想的共産党は、選挙活動なんかにあまり力をいれなくともいいと思 う。それより日常的問題で大衆運動に力をいれるべきだと思う。そうすれば自然に選 挙に入れてくれる人は増えると思う。
まずは労働運動、それから、民青、新婦人、そのなかの活動でいかに生きるかを真
剣に語り合い、考えるべきだと思う。
そういう活動を発展させて行かないと、最近問題になている。働けない、働かない
リートと呼ばれる人たちの問題は解決しないと思う。
生きる楽しさ、生きる目的が誰にでもあるようにしたいものだ。
お金の問題は深刻だけど、使いようという面もある。家賃など住宅費などは切りつ めようもないだろうけれど、向かいの失業男性は、お酒は結構飲んでいるようだ。
私の若い頃は、一日30円もらって会社に行った。親はそれでジャム付きコッペを 2個買って昼食にしろというのだが、私は10円のコッペを3個買って、2個は昼食 に、1個は、夜学の英語学校で夜食にした。通信高校の友達などは、血を売っている 人もいた。私のいとこは家庭教師をやりながらストレートで東大に入り、東京に来て からは、家庭教師の口を増やし、学生をやりながら、田舎の母親や、姉妹に仕送りし ていた。
それでも、今考えると、そのころの生活が一番充実していて、希望に燃えていた。
希望の持てる人生、それを若者に与えたい。
共産党の力でできないものだろうか。
昔の民青は楽しくやっていたと思う。
社会の有りようが今とは違うので、昔流では、成功出来ないと思うけど、
今日たまたまテレビを見ていたら保育園児のフジ登山を見た。常日頃山歩きに力を 入れている保育園で、5歳児と、お父さんを組織して登山したが、だっこもおんぶも してもらえず、けわしい山道を自力で頂上まで、ほとんどの子供が泣きながら登って いた。
さすが、頂上についたら、どの子もお父さんにだっこをしてもらっていたが、中に は、親子で泣いている姿が印象的だった。苦しい活動でもプラス方向の活動ならば嬉 し泣きができるのだと思う。
人生は、希望だと思う。希望の膨らむような活動を創造してゆかなければと思いま す。