むぎむぎ様、レスありがとうございました。
被爆者が集中して住み、行政も反核運動に積極的な広島、世界的にも有名な広島で組織率が1/5弱というのが問題です。平均年齢70歳以上の高齢者の集団の、日本全国で1/5強の組織率を誇っても、反核活動として、何か、実質があるのでしょうか?
原水爆禁止運動、特に被爆者、日本被団協の活動は大きな意味と影響力を持っていると思います。これらの運動がなければ、核戦争がもたらした被害は今以上に世界では知られていないでしょうし、アメリカはとっくに核兵器を使用していたでしょう。
むぎむぎさんは、日本被団協の『基本要求』を読んだことはおありでしょうか?個別具体的な要求事項は時代に即さない部分もありますが、『基本要求』の思想、被爆者の2大要求は、被爆者にとっての『基本要求』ということにとどまらず、国民的な原水爆禁止運動の指針になるものだと思います。
では、草の根のひとりさま、禁と協が分裂した直接の原因。日本共産党が、「平和を守るソ連社会主義の核兵器・核実験支持」(原水禁のHPより)を主張した事は「正しかった」と思われているのですか?
最初の投稿にも書きましたが、日本共産党の明確な誤りです。
私が、禁と協の内輪もめを、外から、広島市民の立場で何十年にもわたって、見た印象で言うと。。。「共産、社民に反核運動の路線対立の問題点を提議できる資格はない」です。
日本共産党や社民党の反核運動が、「誰のため」にやってきたのか、記憶に生々しいこれらの経緯を当事者が「忘れたフリ」をして、「被爆者の為に」と運動に介入続けて、分裂、対立を煽っても、虚しいだけです
私も学生時代、運動を外側から見ていたときはそう感じていました。私が原水禁運動に参加したのは1980年代後半、分裂後ということもあるでしょうが、一貫して可能な限り協力関係が作れないか追求しています。
その中で障害になっているのが、原水禁の「ノーモア ヒロシマ&チェルノブイリ」という問題に立て方なのです。
これは運動論というより、原爆の被害をどうとらえるかという問題で、あの第一次分裂の「あらゆる」「すべての」問題と同じくらい重要な点だと考えています。