党で給与をもらっている人達が上部にいるということは、当面党内民主主義を はばむ最大要因ですね。とはいっても、彼等がわるいわけでもないでしょう。あまり 深い考えをもたない人が上に行くということが考えられます。
大衆組織でも同じ現象があります。
私が今一番頭に来ている「医療生協」などでは、あまり仕事をしていそうもない人
達が生産現場でないところにいて、あきれるほどのんびり仕事をしています。
そして、病院経営は、赤字、赤字の責任を組合員(患者)に押しつけようとしてい る。これが「生産手段の社会化」の現実版だなと思っています。
あなたがもろもろの重責を降りられる決意をされたことを歓迎します。自分の納得
出来る活動を無理なく楽しくやることが人間として一番大切なことだと思います。訴
願委員会にまで問題を提出しているのに誠意を示してくれなかったのだから、党が困っ
てもしかたないでしょう。それ以上いい加減な人たちに義理立てする必要はありませ
ん。
そこをきっぱり割り切れなくて人情にひきづられずるずる深みにはまる人が多いと思
います。私などもそうなりがちですが。
だいたい党が逆方向に向かっている時に、しゃかりきになってやればやるほど、自 分の首もしめ、マイナス要因が膨らむだけです。
綱領改定後、二つの国政選挙に負けたことは目覚める人が多く出て、よかったと思 います。(党中央もそれを計算していた)と、思うのは、深読みしすぎかもしれませ んが。
おたずねの志位さんですが、私は面識も何もありません。彼の言動 から、読みとるだけですが、不破氏がレーニン主義なのにたいして、彼はマルクス主 義ではないかと考えています。
80年間のマルクス・レーニン主義(実際はレーニン主義)にたいして、ピリオド
を打つのが、彼の役割かと思います。
そのために今回の綱領改定は、不破さんが全面に立たされた。
議長はでずっぱりというよりは、さらし者にされている観があります。「二階に上
げられて梯子をとられている」のは、新人でなく、
古狸という構図だと思います。
不破さんがいじっぱりだったために、党はここまで出遅れてしまいました。ソヴィ エットが崩壊したときにレーニン主義を捨てるべきだったのです。その何十年か前に、 史的唯物論という哲学を捨て去ってしまって、党内民主主義を圧殺してきたので、気 づくのがあまりにも遅すぎた。いまも気づいているかどうか。自分の間違いの後始末 をさせられているのかなとも感じていますが。
志位さんの本心はわかりません。しかし、一人の指導者がどうこう出来る事態では ないと思います。民主化には、中間管理職の生活もからんでいますので、末端から主 体性を確立して民主化して行くよりしょうがないかなと思います。
いづれにせよ。大衆活動を活発化させなければ、党の再生はないと 思っていますが、その大衆団体も官僚主義、すぐ隣にいる党員達の頭をどう切り替え させるかが、私の毎日の課題です。